パトリック・リード、野次を浴びるも自虐ネタで上手く交わす
更新日:2019/12/14 17:57
掲載日:2019/12/13 17:52
2年に1度開催される米国選抜と世界選抜の対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」(13日/オーストラリア/ロイヤル・メルボルンGC)2日目にパトリック・リード(米)が自虐ネタを披露。パットを沈めたあと、パターで砂をすくうような動きをした。
そのネタ元は先週のツアー外競技「ヒーロー・ワールドチャレンジ」3日目に自身がやってしまったこと。11番のバンカーでボール後方の砂にクラブヘッドが複数回ふれていたことが分かり、規則8.1a(ライ改善の制限)により2罰打を科せられた。
リードは「ライに影響を与えていたとは思わなかった。リプレイをみてペナルティを受け入れた」とコメント。世界選抜メンバーのキャメロン・スミス(豪)は「チート(ずるをしている)」と表現するなど物議を醸している。
当然、現地で観戦しているギャラリーもそのことを知っているので、リードに容赦ない野次を浴びせているが、リードは自虐ネタを披露することで上手く交わしている。
時にはアメリカ人からも野次られるリードはまさにヒール的存在。しかし、ZOZO チャンピオンシップではひとりひとり丁寧にサインをするなど、実際に会うと印象はガラッと変わる。優等生だけでなくリードのように癖のある選手がいることもゴルフ界にとっては重要。もちろんルールやマナーは守らなければならないが。