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バスケットボールからクラブに持ち替えた全米オープン覇者のウッドランド振り返り

更新日:2019/12/22 12:51
バスケットボールからクラブに持ち替えた全米オープン覇者のウッドランド振り返り
全米オープン覇者のゲーリー・ウッドランド(写真:Getty Images)

 

 今年の全米オープンは異色の選手が勝利した。35歳のゲーリー・ウッドランド(米)だ。

 小さい頃から野球をはじめあらゆるスポーツに触れ、高校卒業後は地元カンザス州のウォッシュバーン大学にバスケットボールの特待生として入学するなど、スポーツは万能だった。その後ゴルフの奨学金を受けてカンザス大学に編入し、優勝を飾るなど好成績を収める。

 そんなウッドランドは2007年にプロに転向。2011年にツアー初勝利を挙げると、2013年に2勝目、そして2018年2月のウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンで3勝目と勝利を積み重ねる。だが一方、それまでのメジャー大会ではなかなか上位に食い込めないでいた。

 それでも2018年8月の全米プロゴルフ選手権で6位に入ると、今年、日程変更の関係で5月開催となった同大会で8位に入り、2年連続となる上位入賞。そして迎えた6月の全米オープンで初日3打差8位タイ発進を決めると、2日目にノーボギーの「65」、3日目も「69」で回って単独首位で最終日を迎える。

 それまでのウッドランドは最終日にスコアを崩すことも多かったが、今回のウッドランドはきっちりバーディを先行させ、連続でスコアを落とすことも無く、最終18番では約10メートルのバーディパットを沈めて4バーディ、2ボギーの「69」を記録。大会3連覇を狙ったブルックス・ケプカ(米)を振り切り、通算13アンダーで嬉しいメジャー初タイトルを手にした。

 今シーズンもザ・CJカップ at ナイン・ブリッジスで3位、ZOZO チャンピオンシップでは5位、そして先日のプレジデンツカップではタイガーウッズ(米)からのキャプテンピックで米国選抜入りするなど、バスケットボールからクラブに持ち替えたウッドランドに今後も注目だ。

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