45歳になったレジェンド タイガー・ウッズを振り返り
30日に45歳を迎えたタイガー・ウッズ(米)の今年を振り返ろう。
1月の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」から2020年をスタートさせたウッズ。同大会で9位タイに入り好スタートを切ったかに思えたが、自身がホストを務める2月の「ジェネシス・オープン」では最下位に終わり、さらに3月の「ザ・プレーヤーズ選手権」は古傷の腰の状態が悪化したため欠場するなど、苦戦を強いられた。
その後、新型コロナウイルスの影響でシーズン中断があり、再開後の7月の「ザ・メモリアル・トーナメント」は40位タイ、その1か月後に行われた「全米プロゴルフ選手権」は37位タイと成績は振るわず。フェデックスランク上位30人が出場できるプレーオフシリーズ最終戦の「ツアー選手権」までは進めなかった。
さらに9月の「全米オープン」ではまさかの予選落ち。そして「ZOZO チャンピオンシップ at シャーウッド」では72位タイと新シーズンに突入しても思うようにプレー出来ずにいた。しかし、ディフェンディング・チャンピオンとして臨んだ「マスターズ」は38位タイ。連覇ならずも見せ場を何度も作った。
ツアー外の活動としては、5月に行われた新型コロナウイルス対策支援のチャリティイベント「ザ・マッチ」にフィル・ミケルソン(米)、NFLのペイトン・マニングとトム・ブレイディと参加し、マニングとペアを組み勝利。この時集まった寄付金は2,000万ドル(約20億6,000万円)だった。
そのほか、外出できない子供たちのために学習サービスを無料提供する支援や、自身のサイン入りグッズなどをオークションに出品したりと、積極的にチャリティ活動を実施。また、授賞式は2022年に延期となったが世界ゴルフ殿堂入りや、先日行われた米チャンピオンズツアーの親子大会「PNCチャンピオンシップ」では11歳の息子、チャーリー君と一緒にプレーしたりと明るいニュースも届けた。
2021年に期待されるのはサム・スニードの記録を抜くこと。現在ウッズはツアー最多タイの通算82勝を挙げている。83勝目をどの大会で挙げるのか、注目が集まる。