ウッズからデシャンボーにアドバイス 「パーマーさんの様に大胆に」
更新日:2021/03/08 15:08
掲載日:2021/03/08 13:04
米男子ツアーのアーノルド・パーマー招待は7日、米フロリダ州のベイヒルC&ロッジで最終ラウンドが行われ、ブライソン・デシャンボー(米)が通算11アンダーでツアー通算8勝目を挙げた。
ベイヒルC&ロッジはキングこと故アーノルド・パーマー氏の庭。パーマー氏は刻まないことで有名でとにかく大胆に攻めるプレーヤーだった。
優勝インタビューでデシャンボーは「パーマーさんの大会で勝てるなんて、もう泣きそうです。何と言えばいいか分かりません」と話した後でタイガー・ウッズ(米)からテキストメッセージを受け取っていたことを明かした。「今朝、タイガーからテキストが送られてきました。『何が起ころうが戦い続けろ。パーマーさんの様に大胆にプレーしろ』という内容でした」。
デシャンボーはウッズのアドバイス通り、最終日も大胆にプレーしていた。6番パー5では3日目に引き続き、湖を恐れることなくドライバーで思い切り振り377ヤードを記録。優勝争い中は確実にフェアウェイを捉えるマネージメントをする選手が大半だが、パーマー氏の様に刻むことはせず、デシャンボーは果敢に攻めた。
飛距離が出る分、曲がった時はトラブルになる。しかし、デシャンボーは「絶対に行ける」という自信と、中途半端に刻む位なら思い切りスイングした方が逆に安全という考えがあったのだろう。デシャンボーは常に研究し進化し続けるプレーヤー。引き続きゴルフ科学者に注目したい。