全米オープンVのジョン・ラーム「必ず何か良いことがあると信じていた」
更新日:2021/06/21 16:25
掲載日:2021/06/21 16:23
ジョン・ラームがスペイン勢として初めて全米オープンを制覇。故セベ・バレステロスでさえ獲得できなかったタイトルを26歳が手にした。
最終日を3打差の6位タイから出たラームは上がり17番と18番で難しいラインを読み切り連続バーディを奪って雄たけびを上げた。
練習場で後続を待ち自身の優勝が決めると、4月に生まれたばかりの長男、ケパ君に「何が起きているかは分からないよな?」とラームは微笑みかけていた。また、全米オープンの最終ラウンドは基本的に父の日に行われ、この日はラームの両親も会場に駆けつけていた。「親子3代が揃った。その時に勝てるなんて嬉しい」と最高の日だった。
2週間前のザ・メモリアル・トーナメントでは3日目を終えて後続に6打差をつけていたが新型コロナウイルス陽性反応により棄権を余儀なくされ、膝から崩れ落ちた。しかし、「必ず何か良いことがあると信じていた」とポジティブに捉えた結果が、今回のメジャータイトルに繋がった。
少し前までは感情をコントロールできずに崩れたり優勝から遠ざかることもあったが、父となったことも影響しているのかアンガーマネジメントも上手くできている。この勝利をキカッケにますます強くなることだろう。