“世界No.1”にこだわったモリカワは新たな決意とともに

　コリン・モリカワ（米）が新たな決意をもって今週のジェネシス・スコティッシュ・オープン（7日〜／スコットランド／ザ・ルネサンスクラブ）に臨む。6日、米ゴルフチャンネルが伝えている。

　モリカワは昨年12月のヒーロー・ワールド・チャレンジで優勝すれば、タイガー・ウッズ（米）に次ぐ史上2番目の早さで世界ランキング1位に輝くことができた。しかし、結果は5打リードで迎えた最終日に「76」を叩いて5位タイに沈み、達成とはならず。それ以降も何度かNo.1獲りのチャンスがあったが、いまだ実現には至っていない。

「僕が気にしていたのは、世界No.1になることだったんだ」とモリカワは振り返る。それでもタイトル防衛がかかる次週の全英オープン（14日〜／スコットランド／セントアンドリュース オールドコース）を前に、いまは目の前の勝利に集中し、その結果として世界No.1がついてくるというように考え方を変えたようだ。

「ここにいる選手たちと勝負したいし、みんなを倒したい。世界ランキングは関係ないんだ。世界1000位の時も1位になれると信じていたし、ここにいる選手たちを倒せると信じていた。ただただゴルフをするためにここに来ている。楽しむため、そして勝つためにここにいるんだ」

“世界No.1”という呪縛から解き放たれ、再び勝利のみを目指して前に進み始めたモリカワ。全英前哨戦となるジェネシス・スコティッシュ・オープンではマシュー・フィッツパトリック（英）、ウィル・ザラトリス（米）と予選ラウンドを回る。