33歳の小西たかのり「ようやく報われた」 新規大会「前澤杯」で悲願のツアー初優勝
更新日:2025/04/27 20:46
掲載日:2025/04/27 20:46
国内男子ツアーの前澤杯 MAEZAWA CUPは27日、千葉県のMZ GOLF CLUB(6,652ヤード・パー70)で最終ラウンドが行われ、33歳の小西たかのりが「67」で回り、通算17アンダーでツアー初優勝を飾った。
最終日は風が強い中、17番では約15mのバーディパットを沈めるなど集中力を切らさず堂々の勝利。「ここに来るまで長かったと感じるが、ようやく報われた」と感慨深い。首位タイから出た日曜日も「目の前の一打一打に集中する」ことで平常心を保ち、冷静なプレーを貫いた。
中学時代に一度ゴルフを離れたという小西だが、同世代の石川遼の活躍を目にして復帰。その後もなかなか結果が出ない苦しい時期が続いたが、「本気のゴルフがまだできていない」と自らを奮い立たせ、周囲の支えを受けながら歩みを止めなかった。
「どんな形であれ、勝つというのは特別なこと」と、喜びを噛み締める小西。今後はベスト10入り、ランキング上位を目指し、さらには海外挑戦も視野に入れるという。「このまま良い流れをキープしたい」と、すでに視線は次戦へと向かっている。