マキロイ「まだ調整中」 44.625インチの「Qi35」ドライバーを実戦投入
RBCカナディアン・オープン(5日/カナダ/TPCトロント at オスプリー・バレー ノースC)初日、ローリー・マキロイ(北アイルランド)は44.625インチのテーラーメイド Qi35(コアモデル)ドライバーを使用した。
1月のペブルビーチ・プロアマではQi10を使用して優勝。3月のアーノルド・パーマー招待では3日目まで45.625インチのQi35を使ったが、最終日にはQi10に戻していた。
4月のマスターズではQi10で生涯グランドスラムを達成。しかし、先月の全米プロではそのQi10が反発係数テストで不適合となり、急きょバックアップに切り替える事態に見舞われた。
大会3勝目を目指すカナディアン・オープンでは、PGAツアーによると、AP招待の時より1インチ短くした44.625インチのQi35(ロフト9度、スリーブ設定はLOWER、Fujikura Ventus Black VeloCore+ 6X)を投入。
初日は1オーバー119位タイと出遅れたが、新ドライバーついては、「いいショットもあったが、まだ調整中。以前のドライバーでは左へのミスが多かったが、今回は右に行く傾向がある。どうマネジメントするかが課題」とコメントした。
また、ドライバーだけでなく、3番ウッドもQi35(ロフト15度、Ventus Black 8X)に変更。加えて、5番ウッドをP770の3番アイアンに入れ替えるなど、クラブセッティング全体に変化が見られた。
来週には全米オープンが控えており、特に舞台のオークモントCC(ペンシルベニア州)ではティーショットの正確性が求められるコース。今回のクラブ変更は、その対策とも言えそうだ。果たしてQi35ドライバーは本格採用となるのか、注目が集まる。