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松山英樹、今季最後の昇格大会で上位進出なるか 開幕戦優勝からトップ10なし

更新日:2025/06/19 11:36
松山英樹、今季最後の昇格大会で上位進出なるか 開幕戦優勝からトップ10なし
TPCリバー・ハイランズで調整する松山英樹(写真:Getty Images)

 

 米男子ツアーのトラベラーズ選手権は19日、米コネチカット州のTPCリバー・ハイランズで開幕する。

 今季最後のシグネチャーイベントには日本の松山英樹、ディフェンディング・チャンピオンで世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(米)、同ランク2位のローリー・マキロイ(北アイルランド)をはじめ、全米オープンでメジャー初制覇を達成したばかりのJ.J.スポーン(米)といった有力選手が顔を揃える。

 会場のTPCリバー・ハイランズは6,844ヤード(パー70)とツアーでもっとも短いコースのひとつだが、終盤の15番、16番、17番は広大な湖を取り囲む戦略的なレイアウトとなっており、勝負の行方を左右する名物ホールとして知られている。2016年大会最終日にジム・フューリック(米)がツアー史上最少スコアの「58」を記録した舞台でもある。

 注目の松山は今季ここまで15試合に出場しているが、開幕戦ザ・セントリーの優勝からトップ10入りなし。前週の全米オープンは42位タイだった。それでも最終日に「68」と良い形で大会を終えたことに加え、トラベラーズ選手権は過去2度の出場でいずれもトップ25入りを果たしているだけに、上位フィニッシュを期待したいところ。

 シェフラーは2001年~2002年優勝のフィル・ミケルソン(米)以来の大会連覇に挑む。昨年大会は通算22アンダーで並んだトム・キム(韓)とのプレーオフを制してシーズン6勝目を挙げた。今季もすでに全米プロゴルフ選手権を含む3勝をマークし、全米オープンでも7位タイとその絶対的な強さは健在だ。

 マキロイは今大会6度目の参戦。これまでトップ20を外しておらず、TPCリバー・ハイランズとの相性の良さが伺える。今季はマスターズで悲願のキャリアグランドスラムを達成するなど、シェフラーと並ぶ3勝を記録している。

 スポーンは7度目の出場となるが、3度の予選落ちとコースとの相性は微妙なところ。それでも全米最難関とも称されるオークモントCC(ペンシルベニア州)が舞台の全米オープンをフィールド唯一のアンダーパー(通算1アンダー)で勝ち切った実力は本物。その勢いを今大会に持ち込めるか。

 そのほかにも、歴代王者のザンダー・シャウフェレ(米)、キーガン・ブラッドリー(米)、ジョーダン・スピース(米)や、コリン・モリカワ(米)、ジャスティン・トーマス(米)、セップ・ストラカ(オーストリア)、ベン・グリフィン(米)、ロバート・マッキンタイア(スコットランド)、アダム・スコット(豪)らがエントリーしている。

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