山下美夢有が米ツアー2勝目「本当に強い気持ちで回れた」　マレーシアで三つ巴のPO制す

　米女子ツアーのメイバンク選手権は2日、マレーシアのクアラルンプールG＆CC（6,536ヤード・パー72）で最終ラウンドが行われ、山下美夢有がチェ・ヘジン（韓）、ハンナ・グリーン（豪）とのプレーオフを制し、ツアー通算2勝目を飾った。

　山下は8打差11位タイから出て7バーディ、ノーボギーの「65」をマークし、通算18アンダーで三つ巴のプレーオフへ。18番パー5で行われた1ホール目。山下のティーショットがフェアウェイをとらえた後で雷雲接近により中断。再開後、2打目を花道に打ち、3打目は寄せきれなかったが約7mのバーディパットを沈め、8月のAIG女子オープンに続くタイトルを手にした。

　中継局WOWOWのインタビューで「本当に強い気持ちで回れましたし、たくさんの方が応援にかけつけてくれて、それが本当に力になりましたし、優勝できて良かった」と喜びを語った山下。それでも「勝てたのは嬉しいですけど、来週以降もまだ試合は続くので、引き続き調整して優勝を目指して頑張りたい」と視線は前を向いていた。

　岩井明愛、世界ランク1位のジーノ・ティティクル（タイ）は通算17アンダー4位タイ、古江彩佳、リディア・コ（ニュージーランド）は通算16アンダー9位タイ、昨年覇者のイン・ルオニン（中）は通算14アンダー単独12位となった。

　そのほかの日本勢は、岩井千怜は通算12アンダー16位タイ、畑岡奈紗は通算9アンダー33位タイ、竹田麗央は通算7アンダー単独41位、吉田優利は通算6アンダー42位タイ、勝みなみは通算1アンダー60位タイ、馬場咲希は通算イーブンパー64位タイで大会を終えた。