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26年フルシード喪失のマット・クーチャー、特別資格行使か温存かで岐路

更新日:2025/11/30 13:26
26年フルシード喪失のマット・クーチャー、特別資格行使か温存かで岐路
2025年をポイントランク118位で終えたクーチャー(写真:Getty Images)

 

 マット・クーチャー(米)は、生涯獲得賞金ランクによる特別資格(キャリアマネー資格)を使用して2026年のフルシード権を得るか、それとも準シードのまま戦うか、重大な決断を迫られている。

 47歳のクーチャーは2025年をポイントランク118位で終了。本来であればトップ125入りで翌年のフルシード権を得られたが、PGAツアーは2026年から対象をトップ100へと縮小。結果的にクーチャーは枠外となった。

 なお、クーチャーは2回分のキャリアマネー資格を保持しているものの、選択は容易ではない。現在の大きく変化したツアー制度の下では、資格を使用してもシグネチャーイベント8大会、メジャー4大会、ザ・プレーヤーズ選手権、プレーオフシリーズ3大会には現状出場できないからだ。

「どれだけ試合に出場できるかが分からない。特別資格を使ったところで出場数が増えるとは限らない。難しい判断だ。シグネチャーイベントに出られない以上、大きなメリットはないかもしれない」

 AP通信などによれば、ランク101~110位の選手は年間19大会のうち約16大会に出場可能で、秋季シリーズにもほぼ参戦できる見込み。しかし、クーチャーは8ランク下の118位と、2026年の序盤から結果を残せなければ出場機会は限られる。

 とはいえクーチャーには猶予がある。長年の活躍により、生涯獲得賞金ランクは15位(6,153万8,738ドル)につけており、キャリアマネー資格を行使せず来季を戦う判断も可能だ。25位との差は約1,540万ドルあり、資格行使を先送りしても失うリスクはほとんどない。

 2025年はジョン・ディア・クラシックで5位タイに入ったが、トップ10入りはこの1回のみ。18試合で予選落ちは2度と安定感は示したが、若手世代が加速する中で存在感を出し切れなかった。

 特別資格を切って安全策を取るか、それとも準シードのままシーズンへ挑むか。熟練の技術でツアーを支えてきたクーチャーが導き出す答えに、ゴルフ界の注目が集まっている。

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