キャロウェイと米ゴルフクリエイターの広告が炎上 女性を押し倒す描写、すでに削除もSNSで拡散
キャロウェイと、YouTubeチャンネル「Good Good」を運営する米ゴルフコンテンツ企業「Good Good」が展開した広告動画が、女性に対する暴力を想起させる内容だったとして、SNS上で批判を浴びている。同チャンネルの登録者数は213万人に上る。
広告動画は公開後まもなく削除され、両社が謝罪。キャロウェイは問題の動画を公開前に自社が承認していたことも明らかにした。
問題となったのは、両社が共同開発した「Good Good QUANTUM(クアンタム)」ドライバーの動画広告。グッドグッドの男性メンバーが、キャディバッグからドライバーを取り出そうとした女性メンバーを地面に押し倒し、「俺の新しいドライバーに触るな」と警告する内容だった。
動画はSNSで公開されるとすぐに批判が相次ぎ、男性が女性を押し倒す行為を広告のジョークとして描いたことに対して、「女性への暴力を容認しているように見える」といった声が広がった。公式アカウントから削除された後も、動画のコピーはSNS上で拡散している。
グッドグッドは声明で、動画について「ブランドとしての価値観と一致しない行動を描いた」と認めて謝罪。「ゴルフをより多くの人にとって開かれたものにする」という使命を今後も続けるとした。
一方、キャロウェイのチップ・ブリュワーCEOは、動画はグッドグッドが制作したものだったとしながらも、公開前にキャロウェイが承認していたと説明。その承認は「決して行われるべきではなかった」とし、キャロウェイ側にも責任があったことを認めた。
キャロウェイは現時点でグッドグッドとの協業を終了するとはしておらず、今後も協力するとしている。両社は2023年からパートナーシップを結んでいる。
また、グッドグッドが11月にテキサス州で開催予定のPGAツアー「グッドグッド選手権」の冠スポンサーを務めることから、同ツアーも声明を発表。「いかなる形の暴力も容認しない」とした上で、削除された動画は、同ツアーが掲げる「誰もが参加でき、互いを尊重する」という価値観を反映したものではないと表明した。
今回の騒動では、広告の内容だけでなく、グッドグッドが制作した動画がキャロウェイの承認を経て公開されたことも問題視されている。両社にとってブランドの価値観と広告表現をどう一致させるか、そして制作・審査体制をどう見直すかが問われる形となった。