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PRGRからHS40m/s向けの「LS」ドライバー誕生 開発秘話はブログを要チェック

更新日:2024/12/10 15:05
PRGRからHS40m/s向けの「LS」ドライバー誕生 開発秘話はブログを要チェック

 

my caddie 編集部です。

2021年6月25日にプロギア(PRGR)が展開しているギリギリの最新シリーズ「LS」ドライバーが発売されます。



ギリギリシリーズで人気のある「RS」はゴルフを真剣に楽しむアマチュア向けと、ターゲットがざっくりしていましたが、「LS」は「ヘッドスピード40m/s前後のアマチュア向け」という明確なターゲットがあります。

なぜ「ヘッドスピード40m/s前後のアマチュア向け」なのか? その理由は一般的な男性アマチュアのヘッドスピードが40m/s前後だからです。

基本的に大手メーカーが手がけるゴルフクラブ、特にドライバーはツアープロが使うことを想定にまずは作られます。

果たしてヘッドスピード50&〜60m/sのツアープロが使用しているドライバーを、ヘッドスピード40m/s前後のアマチュアがしっかりと使いこなせるのでしょうか。

シャフトの重量やフレックスを調整して適切にマッチすれば打てるようになりますが、調整が上手くいかなければオーバースペックとなってしまいます。

その点、「LS」ドライバーは「ヘッドスピード40m/s前後のアマチュア向け」なので、ヘッドスピードが合っていれば大きな調整は不必要になってきます。逆にヘッドスピードの速いアマチュアには不向きのドライバーとも言えます。

とはいえ、ヘッドスピード40m/s前後だと思うように飛距離が出ないのでは?と考えるアマチュアも多いかと思います。

プロギアによると、「ヘッドスピード40m/s 前後のゴルファーが、打出し角18度、バックスピン量約2,000回転の高弾道、低スピンのボールを打てればプラス10ヤード飛ばせる」という検証データがあるそうで、「LS」ドライバーならばその数値に近づけられる可能性があるとか。





大きな特徴としては、ソールのさらに下に配置された「D.B.ソール(DEEP BACK SOLE DESIGN)」と高精度CNCミルドカップフェース。

「D.B.ソール」により低重心化となり、上がりやすく捕まりやすい低スピンなボールを打つことができ、高精度CNCミルドカップフェースは理想とするバックスピン量約2,000回転が安定して出せるよう働きます。

本来、打ち出し角を上げようとするとバックスピン量は増え、バックスピン量を減らそうとすると打ち出し角が上がらないと、高弾道・低スピンのドライバーを作るのは非常に難しいこと。

しかし、プロギアの開発スタッフはその高い壁を超えるために並々ならぬ努力を重ね、この「LS」ドライバーを作り出しました。



PRGRクラブ開発物語」というプロギアの公式ブログにて、「LS」ドライバーが誕生するまでの過程が書かれています。

詳しくは「第13話 『理想の弾道を追い求めて。』NEWモデル開発編?」から?まで順番に読んで頂ければと思いますが、ざっとまとめます。




・「RS」ドライバーの飛距離性能を発揮できていないゴルファーは、ヘッドスピード43m/s以上より40m/s以下のゴルファーに多いことが分かった。

・「RS」ドライバーで飛ぶ人と飛ばない人のデータを比べたら、ヘッドスピードとボール初速が同じでも、打ち出し角が違った。



・テストをした結果、打ち出し角18度、バックスピン量約2,000回転がヘッドスピード40m/sのゴルファーの理想ということが分かった。

第13話 『理想の弾道を追い求めて。』NEWモデル開発編?



・ボールの打ち出し角を上げるためにフェースをシャロー形状したが、低スピン効果は得られるものの打ち出し角は思うような数値が出ず。逆にロフトを寝かせると理想の打ち出し角は出るが、バックスピン量は増加するという結果に。

・いかにヘッドの中で重心設計を施すかを考えていたが、ソールの下にウェイトを貼り付けることを考案。地下室ソール(のちのD.B.ソール)により、高い打ち出し、低スピンの理想弾道の実現に成功した。

第14話 『新発想で理想の飛びを!』NEWモデル開発編?





・試作ドライバーの初速性能アップ、ルールギリギリの反発係数にするために開発スタッフが奮闘。また、スピン量を安定させるため、フェース表面にCNCミルド加工を施す。

第15話 『ギリギリ設計で最大の飛びを!』NEWモデル開発編?



・地下室ソールのウェイト部分の出っ張りがアドレス時の不安定さ、構えづらさに繋がっていたことが判明。また、打った時の音、シャフト開発や振り心地の改善に開発スタッフが懸命に働く。

第16話 『キャリアゴルファーへ興奮と喜びを!』NEWモデル開発編?



・地下室ソールは「BASEMENT SOLE」という名前を経て「DEEP BACK SOLE DESIGN」となり、細かい修正を加えながらヘッドがようやく完成。ギアテストを行いアマチュアから高評価を得る。

・R&Aの適合ドライバーリストへ掲載され、問題のないドライバーとして認定される。

第17話 『ギリギリ新シリーズ、LS誕生!』NEWモデル開発編?



・「LS」はドライバーだけでなく、フェアウェイウッドとユーティリティもラインナップ。ドライバーと同じコンセプトで打ち出し角とバックスピン量にこだわったフェアウェイウッドとユーティリティに、テストに参加したアマチュアも大満足。

・3番と5番ウッド、3番と5番ユーティリティの長さを同じにすることで、打ちやすくなった。テスターの中に長さの違いに気づいた人はいなかった。

第18話 『フェアウェイから最大飛距離を!』NEWモデル開発編?



PRGR開発物語からも分かるように高弾道・低スピンのクラブを作るのは容易なことではないですが、努力の結果、「LS」が誕生しました。

ヘッドスピードが40m/s前後だというアマチュアにはオススメなクラブです。なお、「LS」はメンズのみならずレディース(ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ)もあります。



→「LS」シリーズ特設サイトはこちら
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