my caddie 編集部です。
先日、GDO茅ヶ崎ゴルフリンクス(神奈川県)で行われたHondaのイベントに参加してきたのでレポートします。
2022年11月17日に発表された新型SUV「ZR-V」がゴルファーにおすすめらしいのです。
イベントには、ZR-Vパワートレーン開発責任者の河口展之さん、ツアープロコーチの三觜喜一さん、ドラコンプロの杉山美帆さん、スタイリストの諸岡真人さん、ゴルフジャーナリストの小林一人さんが参加してトークショーを行いました。
「ZR-V」がゴルファーにおすすめなポイントは主に4つ。デザイン、走行性能、ストレスフリーな設計、シートを倒さず横に3バッグまで積める荷室です。
デザインは上質でありながらもSUVらしいスポーティーさがあり、格式の高いゴルフ場にも馴染み、思わず見惚れてまうような存在感を放っています。
走行性能は、2.0L直噴エンジンと2モーター内蔵電気式CVTの「スポーツe:HEV」をSUVに初搭載。高い運動性能に加え、燃費も向上しています。また、e:HEV・ガソリン車のどちらにも4WDを設定したことで山間部に多いゴルフ場へも安心・安全に行けるだけでなく、楽しみながら走行が可能に。
室内空間は、ストレスフリーな運転ができるように開発。スクエア形状のフロントガラスと、水平基調のインパネによるワイドさが快適な視界を作り出しているほか、後方視認性も高く、全方向で死角が少ないため長時間のドライブも安心です。
また、標準装備されている安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」が色々な場面で安全運転をサポートしてくれます。
荷室は積み込み・積み降ろしがしやすい高さになっており、キャディバッグはシートを倒さず3つまで横置きで積むことができます(※ゴルフバッグやクラブの形状、サイズなどによっては積めない場合もあります)。
また、電動パワーテールゲートを標準装備しているため、ボタンを押すだけでテールゲートの開閉も楽に行えます。
河口さんからは「ZR-V」の魅力や特徴の説明があり、三觜さん、杉山さんを交え「ZR-V」とゴルフの親和性についてトークしました。
ー新型SUV「ZR-V」の印象
三觜喜一さん(以下、三觜):
我々は長距離移動が多く、この前も徳島から茨城まで運転したり、1日1,000キロくらい移動することもあります。また、特に私は腰痛がひどいので、より乗り心地を重要視します。座った感じは快適でした。
杉山美帆さん(以下、杉山):
SUVは男性が乗るというイメージが強かったですが、女性にも乗りやすい見た目のSUVだと思いました。
河口展之さん(以下、河口):
安心安全を提供するという点では男女問わず乗れるので、女性にも是非、乗って頂ければと思います。
ー腰痛持ちのゴルファーは多い
河口:
私もですが開発責任者が腰痛持ちです。開発時に、腰痛が悪化するような車には誰も乗ってくれないという考えがあったので、腰痛持ちの方が安心して乗れるシートの座り心地や、運転した時の乗り心地の実現は重要でした。本当に腰痛は辛いんです…。
三觜:
身体のことを考えて開発されたというのは、我々ゴルファーとしては嬉しいです。デザインも大切ですが、(腰痛持ちとしては)やはり乗り心地が第一優先なので非常に有り難いです。
ー色気のあるデザイン
河口:デザインのコンセプトは「異彩を放つ存在感あるデザイン」 。グラマラスかつエレガントな世界を表現しています。
グリルから始まる流れるようなシルエットと低重心でスポーティなスタンスが一つのボリュームとして凝縮されており、凛々しく力強い存在感と上質な色気が融合したエクステリアとなっています。
三觜:
この曲線が美しくて、惚れてしまいます。
杉山:
内装も可愛いですよね。
河口:
内装は広々した空間演出による開放感や、ソフトパッドと丸みを帯びたフォルムにより色気を感じるとともに、使い勝手についても美しくエレガントに感じていただけるものとなっています。運転席から見るとインパネ周りの空間に余計な物がないので、スッキリしていて視認性も良好です。
三觜:
内装は無駄にごちゃごちゃせず、スッキリしていて、特にエアコンの部分がお洒落ですよね。
河口:
エアコンのハニカムメッシュの部分はシビックをベースにデザインしています。このデザインで凝縮された精緻な印象を与えることで、スッキリとした上質感を目指しました。
杉山:
あとはステッチが可愛いです。実は今フィットに乗ってるのですが、茶色のシートとステッチがピンクということで選んだので、めちゃくちゃ好みです。
河口:
ステッチはアクセントになりますよね。ステッチがあるだけでウキウキするので、気に入って頂ければ嬉しいです。
ー荷室について
河口:
このクラスの荷室にお客様がどのような物を乗せるか、ということは調査しました。
やはりゴルフシーンでも使えるべきということで、キャディバッグを横に積めることや、荷室の高さと荷室の段差を少なくすることで、積み降ろしのストレスを減らすことは開発の根底にありました。
今乗っている車ではシートを倒して縦にバッグを乗せているのですが、後席のシートを倒して載せないといけないと積み降ろしも大変ですし、毎回後席を倒すという一手間もとてもストレスです。
ゴルフ場についてクラブスタッフさんに降ろしてもらう際も気を遣ってしまい、自分なんかは、いったん車からスタッフさんの手伝いをしています。腰も疲れてしまいます。
三觜:
シートを倒している時に、たまにネームタグが切れたりすることもありました。
杉山:
私は縦にバッグを入れた時にクラブが1本抜けていたことがありました。横置きができるなら絶対に抜けないですね。
ー走りへのこだわり
河口:
「神経直結」というキーワードで開発を行いました。神経が車の隅々まで通っている感覚といいますか、どんな場面でも自分のコントロール下にあるようなフィーリングです。ゴルフも似たようなところがあると思っていて、手にシンクロするクラブに出会うと、どんな球でも打てそうな気がします。
三觜:
ゴルファーの大半は技術不足で上手にならないのですが、実は感覚に合うギアを使っていない場合が非常に多いです。プロを指導していますが、クラブが合っていなくてパフォーマンスが上がっていないプロもいます。
感覚に合うクラブと出会えればラッキーですし、グッとパフォーマンスが上がります。「神経直結」という言葉はゴルフにも通ずると思います。
ーエンジン音にもこだわりがある
河口:
シビックにも搭載された「スポーツe:HEV」をSUVとして初めて搭載しました。エンジン音は聞かせるサウンドとして演出しました。
例えば人間も運動時の心拍数がマッチしているとベストパフォーマンスが出るように、エンジンサウンドも車の加速感にマッチした心地良い音に仕上がりました。伸びのある加速と澄み渡るエンジン音の組み合わせで新次元の加速フィールを実現しています。
三觜:
クラブも音が重要ですからね。特にパターだと音で距離感を感じることもあるので、サウンドは大切です。
ーコースまでの山道も走りやすい
河口:
山道や高速などでも身体が振られず路面に吸い付くような走りで安心感を提供します。また。SUVとしては運転姿勢が低重心かつ包まれるような乗り心地のシートとなっており、車の走り感と合わせた安心感は「セダンに乗っているのかな?」と感じる方もいると思います。
三觜:
そういう錯覚になりました。
河口:
また、車幅が気になって狭い道が苦手という方でも運転席からボンネットフードのラインが見えるので、感覚として車幅が分かりやすいようになっています。
三觜:
山道で対向車が来ると、実際はすれ違えるのに待っちゃう時もありますよね。そういう時でも車幅が分かるというのは有り難いです。
-Honda SENSINGで安心安全をサポート
河口:
Honda SENSINGはぜひ高速道路でも使って頂きたいです。人間が心地良いと思う制御の実現に向け研究を重ねています。カーブの多い高速道路でも自然なシステムの介入で運転がうまくなったかのようにドライブできます。
ゴルフ場へは高速道路をよく利用しますが、高速道路で疲れるとラウンドに影響しますよね。
杉山:
いつも長距離を運転しているので、身体が硬くなりますよね。
河口:
ラウンドで良いパフォーマンスを出してもらうためにも、Honda SENSINGを使用して頂きたいですし、安心・安全があってこその良いパフォーマンスだと思っています。
ー今日のイベントを通して
三觜:
いま本当に車を買おうと検討していて、ZR-Vはかなり好印象なので、買いますか(笑)。
杉山:
仕事柄よく運転をしますが、あまり得意ではありません。でも今日の話を聞いてZR-Vなら「運転が楽しくなるかも」と思うことができました。
BEAMSでメンズドレス部長を務める諸岡さん、小林さんはファッション・ゴルフ・ライフスタイルについてそれぞれの観点からトークを行いました。
―新型SUV「ZR-V」の第一印象は
諸岡真人さん(以下、諸岡):
エレガントという印象でした。スーツを作る時に襟から裾にかけてのラインにこだわるのですが、それと似ていて、曲線と直線の交わり方がこの車にマッチしていて、格好良い印象です。
また、個性的なんですけど個性が強すぎない感じで、ファッションもそうですが、個性と人間性を上手く溶け込ませて、引き立ててくれるデザインだなと思いました。
小林一人さん(以下、小林):
赤色なのでウルトラセブンだと思いました(笑)。成田亨さん(ウルトラマンのデザイナー)が好きで、この車にそれを感じています。また、このフォルムにもグッと来ました。コンソールボックスのラインやインパネのデザインが凄いです。
―車を選ぶ際のポイント
諸岡:
一番は安全性で、次に運転してくれる妻が快適にドライブできる車ですかね。使い勝手の良い車に魅力を感じます。
また、私は食べるのが好きなので、ゴルフの帰りに中華街や焼き肉に行ったりするので、そういう体験を家族でシェアできる車が良いなと思います。
小林:
一番はデザインです。ゴルフクラブもそうですが、見た目の質感と色、形が自分に合うかどうかで決めるので、例えばドライバーも(性能よりも)そっちを重視します。
―ゴルフの観点で考える車について
小林:
長く運転していても疲れない快適性のある車が一番だと思います。それに加えてキャディバッグなどの荷物をたくさん積めないと不便なので、ここは譲れないと思います。
―プロゴルファーの車について
小林:
バブル時代は高級外国車でツアーに乗りつけることもありましたが、最近はそうじゃなくなりました。
疲れない、移動が楽とか利便性を重視したミニバンに乗っている選手が多いです。見栄を張る文化がゴルフでも減ってきている気がします。そういう意味ではZR-Vにはけっこう刺激されています。
―ゴルフウェアのこだわり
小林:
名門コースでは服装を突っ込まれることもあるので、しっかりした服装で行きますが、ドレスコードのないゴルフ場ならスウェットなど両極端です。けっこうストリート系の服装が自分の周りでも増えてきました。
諸岡:
クールビズでスーツを着なくなってきたのと一緒で「かっちりしたゴルフウェアを着なくて良いですよ」と言われると、カジュアルなウェアを着たくなる、そういう感じが出ていますよね。
小林:
その象徴の一つがフード付きの服ですよね。
―プロゴルファーもファッションにはこだわっている?
小林:
プロは契約があるのでキッチリ着ないといけないですが、本当はストリート系を着たいというプロもいます。
とある試合で矢野東選手と話していて、ジャージみたいな服装でそのまま試合に行ったので「OKなんだ」と思いました。
どうやらゴルフ界では暗黙の了解というか、ゴルフウェアメーカーが出しているウェアなら大丈夫で、普通のスウェットはダメなようです。最近はエッジの効いた服を着る選手も増えてきました。
―ゴルフウェアブランドも増えてきた
諸岡:
ここ3年で増えたブランドは覚えてきれていないです。ブランド数でいえば知っているだけで50は増えていて、知らないところまで入れたら100くらいは出ていると思うので、かなり活況な市場です。
―ファッションやゴルフを楽しむ上で大切なことは
諸岡:
楽しむ上で必要なことは、楽しむことだと思います(笑)。ファッションもですが、今までは優劣をつけることもありましたが、今は自分が楽しめれば良いという感じになっています。
自分も全力で楽しんで、周りの人が楽しんでいることも全力で応援する、そういうことが楽しむことに繋がると思います。
小林:
最近のコンペはスコアを集計しないと聞いて驚きましたが、そういう時代がやって来たのかと思いました。
私はゴルフに行ってもサッと行ってサッと帰るタイプで、時間を有効利用したいと考えています。そのためにも長い移動時間が充実していると良いので、車は大事だと思います。
■ZR-V
ZR-Vはヴェゼル以上、CR-V未満とHondaのSUVシリーズの中間サイズに位置しながら、従来のSUVとは一線を画す新しい価値を提供する車として開発。コンセプトは異彩解放。ドライバーがクルマを自在に操ることで自信と余裕を持ち、自分らしさを開放して新たな行動を起こして欲しいという想いが込められている。
SUVのコア価値である実用性と最新の安全装備と衝突安全性能が生み出す信頼感に加え、異彩を放つ存在感のあるデザイン、そして爽快かつ快適な走りを高次元で兼ね備えることを目指したHondaの全く新しい渾身の一台が完成した。
■ZR-Vの公式サイトは
こちら