my caddie 編集部です。
ツアーでも使用できたりと身近なギアになったレーザー計測器。その中でもブッシュネルゴルフのフラッグシップモデル「
ピンシーカープロX3ジョルト(以下、X3)」は昨年10月に発売されて以来、多くのゴルファーから支持を集めています。
X3の測定可能距離は前作の450ヤードから600ヤードに広がり、ディスプレーは数値を大きくして視認度を上げ、赤色コントラストもよりクリアに。また、ターゲットにより当てやすく、より早く測定可能になったほか、ダブルジョルト機能により本体が振動するため測定完了を瞬時に視覚と体感で把握できます。
気温と高度(気圧)を加味した「打つべき推奨距離」を表示するエレメント機能により、標高、時間帯、季節など様々な状況に適応した精確な距離を表示。加えて、標高を入力するホームエレベーション機能により、よくプレーするコースに応じてこちらも「打つべき推奨距離」に反映。これで残り距離に迷うことはなくなり、あとは目の前の一打に集中するだけ。
実際にコースで使用して分かったことは、重量が約340g(電池入り)、サイズ(W43×H120×D83mm)は手の平いっぱいと少し大きめですが、握りやすい設計と滑りにくい素材のおかげで安定感があり、もちろん片手で使えます。
前作の見え方は赤色のコントラストが少し低く、よく晴れた日に使用すると見えくいという印象でしたが、X3についてはそのようなことはなく晴天時でも鮮明に見えるように(赤色の明るさは4段階調整が可能)。また、赤色に慣れないや天候によって見にくいという場合は黒色に切り替えることで改善されます。
肝心の正確性とスピードは抜群という印象。直線距離だけの正確性なら他メーカーと変わらないと思いますが、高低差や天候に応じて残り距離を導き出してくれるのでより正確な距離を知ることができます。また、ターゲットに当たってから残り距離が表示されるまでのスピードはほんの数秒。ノーストレスで番手を選び、ショットに臨めました。
約8万円のフラッグシップモデルなため、全機能が最高でなければゴルファーは満足しませんが、ピンシーカープロX3ジョルトはその価値があると感じました。しかし、初めてのモデルとしては高価なため、ピンシーカーツアーV5スリムジョルトやGPSナビを使用するという選択肢もあります。
イオンエリートは軽量(38g)の腕時計タイプ。約3時間でフル充電され、ナビモードは約12時間、時計モードなら約2週間もちます。
スロープ機能により「打つべき推奨距離」が表示され、水平距離表示にすれば競技でも使用可。タッチスクリーンは直射日光下でも見やすい半透過型のフルカラー。レイアップポイントの確認ができるほか、そのポイントからグリーン中央やピンまでの距離を同時表示します。
また、スクリーンに大きくグリーンが表示されるのでピンまでの正確な距離が分かり、アプリと接続すると最新のコースデータに更新できるため便利。対応コースは全世界で約38,000コースと余程でない限り、困ることはありません。
ファントム2 スロープは手のひら半分以下におさまるサイズでありながら、大型ディスプレイで認識度抜群。持ち運びに便利なカラビナもついており、本体背面の強力な磁石によりカートフレームや鉄素材にくっつけられます。
また、イオンエリートと同様にスロープ機能により「打つべき推奨距離」が表示され、ピンポジションもしっかりと確認可能。小さいですが対応コースも変わらず約38,000コースあり、もちろん更新もできます。
これからとことんゴルフをしたい方や競技志向の方などはピンシーカープロX3ジョルト、初心者の方や携帯性を重視する方はイオンエリートやファントム2 スロープがおすすめです。
ブッシュネルゴルフは10日から始まる
ジャパンゴルフフェアに出展するので、そこでスタッフさんと話しながら、色々と試してみるのも良いと思います。
■ブッシュネルゴルフ
https://www.bushnellgolf.jp/
■ジャパンゴルフフェア
https://www.japangolffair.com/