初心者必読!ゴルフスコアの基礎知識|ペナルティとなるケースは?
ゴルフの基本知識、ルール、用語解説、初心者がコースで知っておくべきマナー、スコアの見方や数え方、ペナルティやハンディキャップなどを解説します。
ゴルフに興味があり、初心者として基本からスコア攻略まで学びたい方はこの記事を参考にして下さい。
ゴルフは、ボールを最小の数でカップに入れることを目指すスポーツです。そのため、スコアが重要な要素となります。
基本的に、コースは18ホールあり、1つのホールごとにパーという規定の打数が設定されています。このパーという数字より1打少ないホールを終えればバーディ、2打少なければイーグル、3打少なければアルバトロスとなります。逆にパーより多くの打数がかかった場合、ボギーやダブルボギーとなります。
また、ゴルフにはペナルティがあり、規定外の場所やルール違反をした場合に罰として打数が加算されます。例えば、ボールがコース外(OB)や池(ポチャ)に入った場合、ペナルティとなります。
最後に、スコアカードにどうやってスコアを記入するかを知っておくことが重要です。スコアカードには、各ホールでの打数やペナルティを記入し、最終的に合計のスコアを求めます。なお、試合では打数を少なく記入してスコアカードを提出した場合、失格となります。
ゴルフには多くのルールや用語が存在し、初心者にとっては難しい部分もあります。しかし、基本的なルールや用語を知っておくことで、ゴルフがより楽しくなります。以下が初心者が特に覚えておくべきルールや用語です。
パー:ホールごとに設定された規定の打数
バーディ:パーより1打少ないスコア
イーグル:パーより2打少ないスコア
ボギー:パーより1打多いスコア
ダブルボギー:パーより2打多いスコア
OB(アウト・オブ・バウンズ):コース外にボールが出ること
ハンディキャップ:各ゴルファーの実力差を調整するための数値
コースでプレーする際には、マナーやエチケットが重要。初心者が知っておくべきマナーは以下の通りです。
まず、ショットでダフったり、ターフを取って芝が取れた場合、必ずその跡に砂を入れましょう。砂を入れることで早く芝が生えてきます。また、これは他のプレーヤーへの配慮でもあります。
次に、バンカーショットを打った後は、砂にできた足跡などをレーキでならしましょう。これも他のプレーヤーへの配慮となります。
また、プレー中は、他のプレーヤーのショットを邪魔しないように、フェアウェイやグリーン上での立ち位置や動作に気をつけましょう。ショット中のプレーヤーの視界に入らない位置に立つことや、夕暮れ時には自分の影にも注意しましょう。
最後に、スロープレーを避けることが重要です。早歩きをしたり、クラブを何本か持ってプレーすることでスロープレーを防ぐことができます。なお、試合ではスロープレーによってペナルティが与えられることもあります。
各ホールでの打数がスコアとなり、打数が少ない方が良いスコアです。各ホールの打数を合計し、18ホールの合計スコアを求めます。
スコアカードには、以下の用語が記載されています。
パー:各ホールの基準打数
バーディ:パーより1打少ない
イーグル:パーより2打少ない
ボギー:パーより1打多い
ダブルボギー:パーより2打多い
また、ペナルティもスコアに影響します。例えば、OB(アウトオブバウンズ)やロストボールなどがあると罰打が加算されます。
ゴルフのコンペなどでは、ハンディキャップが適用されることがあります。プレーヤーの技量に応じて、あらかじめ決められた数の打数を減らして、公平に競技ができるようにしています。
例えば「エブリワン」であれば、1ホールごとに1打のハンデが与えられます。パーがバーディ、ボギーがパーになるという計算です。
ゴルフでは、パー、ボギー、バーディがスコアの基準です。パーは、そのホールで規定された打数です。例えば、パー3の場合、3打でカップインするとパーになります。パーを18ホール積み重ねることができればパープレーとなります。
ボギーはパーより1打多いスコアを指します。例えば、パー3で4打を要するとボギーとなります。ボギーペースで回ることができれば、初心者の最初の目標である100切りができます。
バーディはパーより1打少ないスコアを指します。例えば、パー3でティーショットをグリーンに乗せて、パットを決めればバーディです。初心者にとってバーディを獲ることは簡単ではないですが、獲ることができれば好スコアを叩き出せることでしょう。
ゴルフは、ペナルティやハンディキャップを適用することで、全プレーヤーが公平な環境下でプレーできるようになっています。
ペナルティは、違反行為やボールの紛失などの場合に適用される罰打で、合計スコアに加算されます。例えば、OB、ウォーターハザード、アンプレイアブル(木の上にボールが乗ったりして打てない状況)など、特定のケースでペナルティが適用されます。
一方、ハンディキャップは各ゴルファーのレベルを考慮したハンデで、上級者と初心者でもフェアに競うことができます。ハンディキャップの計算方法は複数あり、最も一般的なのはネットスコアです。
ハンデ4のプレーヤーAと、ハンデ5のプレーヤーBが対決したとして、ともに「85」で回った場合、本来であればプレーヤーAが勝利です。しかし、ハンデによりプレーヤーAが「81」、プレーヤーBが「80」となり、プレーヤーBの勝利となります。
ゴルフでは各ホールでの正確な記入が求められるため、以下の手順を守りましょう。
・各ホール終了後、正確な打数を確認し、スコアカードに記入します。
・競技であれば同伴者のスコアも記入しておきましょう。
・18ホールをプレーした後、各ホールのスコアを合計し、総スコアを出します。
・競技であればホールアウト後にアテストがあり、そこで自分や同伴者のスコアを確認します。間違いがあればスコアカードを提出する前に直しましょう。
コースでは以下のような場面に直面します。
OB(アウト・オブ・バウンズ):ボールがコースの外に出た状況
ロストボール:ボールが見つからない状況
池ポチャ:ボールが池などに入った状況
バンカー:ボールがバンカー(砂)に入った状況
これらのケースに対処する際、適切なルールの知識とそれに適用されるペナルティを知っておくことが重要です。また、ローカルルールもコースによって異なるため、事前に確認しておく必要があります。
OB(アウト・オブ・バウンズ)やロストボールの場合は以下のように対処します。
①元の場所に戻り、最後に打った地点からプレーを再開する。例えば、ティーショットがOBとなったら、1打罰を加え、打ち直しのティーショットが3打目になります。
②2クラブレングスの範囲内で、ボールがOBまたはロストになった(であろう)場所からボールをドロップしてプレーを再開する。この場合は2打罰となります。ただし、このルールはローカルルールだということを覚えておきましょう。無難に①を適用するのがおすすめです。
ボールが池に入った場合、打てる状況ならウォーターショットをしても構いませんが、打てない時は1打罰となり、池に入ったと思われる場所からカップに近づかない1クラブレングス以内のところにボールをドロップします。
バンカーにボールが入った場合、砂の硬さを確認するためにクラブで砂に触れたりすると2打罰となります。素振りで砂に触れてもダメです。悪質と判断されればペナルティが課せられます。とにかく、バンカーではクラブが砂に触れないように気を付けましょう。触れてもいいのはインパクトの瞬間のみです。
ゴルフをより楽しむにはルールやマナーを知っておくことも重要です。せっかく気持ち良くプレーしていも、ルールを知らずにペナルティを科せられたり、周りのプレーヤーを嫌な気持ちにしてしまったら、最終的にはもやもやして楽しいラウンドにはならないので、技術もですが、ルールやマナーも学んでいきましょう。