軽量＆コンパクトで使い勝手が良い。最初は慣れるまで、手ブレして距離測定まで時間が掛かったが、慣れてしまえば問題ない。ただ気を付けていないと、リモコンは紛失しやすいかも？ 軽量といえども、片手で操作しようとすると、やはり手ブレしてしまうので、両手で操作するようにしている。 故障の原因になりそうなので、雨の日に使用することはないが、大体５~６ラウンド毎に充電している。

ゴルフを始めた３０年前に買ったのがミズノのTN87というマッスルバックだった。当時は、中島常幸プロや岡本綾子プロの全盛時代で、難しいアイアンを使うことに憧れていた。 時代と共に、数々の易しいキャビティーアイアンに甘んじてきたが、５０歳を過ぎて初心に帰るべく、MP59を購入。 やはり、しっかり綺麗なスイングをしないと、完璧なストレートボールを打つことは難しい。ただ、昔のマッスルバックよりはミスに寛容で、多少芯を外しても、そこそこ飛んで大怪我にはならない。 やはりキチンとダウンブローに打てる人なら、このクラブの性能がフルに発揮できると思う。 難しいクラブほど、芯で打った打感は、柔らかく感じてくるが、このクラブはスイートスポットがやや広めの分、芯を食った打感は、多少ソリッドな感触が残る。 ただアドレスの時、上からみたヘッドのデザインは、ミズノならでの美しさが見て取れる。特にネックからフェースへのつながりが、ボールを包み込むような絶妙の造形美を感じる。 トップラインは太くも無く、細くもなく、ストレートな弾道をイメージしやすい。小ぶりなヘッドが集中力をかき立てる。 このクラブに換えて、一番良かったことは、自分のスイングが正しい形に矯正されたこと。 特に、易しいキャビティーアイアンを使ってた頃のスィープなスイングから、しっかりダウンブローに打ち込めるスイングに戻れた。 きちんと打ち込めれば、インパクトの瞬間のボールがつぶれた感触を感じることができ、ヘッドの入射角やボールの飛び出し角度もイメージできるようになった。 綺麗なスイングをすれば、綺麗なボールが打てる、ということを実感できるクラブだと思います。

Ｘ２ＨＯＴからの買い替え。とにかく打感が柔らかい。かと言って、芯がぼける感じでもない。軟鉄アイアンを使っている中・上級者には、フィーリングがとても合う。飛距離もＸ２ＨＯＴより平均２０ヤード伸びた。 シャフトの性能も影響するかもしれないが、インパクトでボールが一度フェースに吸い付いて、その後フォローでボールを運べるイメージが湧く。打感が柔らかいので、叩きにいっても、一気に振りぬける。（昔のパーシモンヘッドで、バラタカバーのボールを打つ感触に似ているかな？） オートマチック（誰が打っても真直ぐ飛ぶ）なクラブではないが、打ち手のスイングを素直に表現できる（インテンショナルな打ち分けができる）ドライバー。 カタログに記載の「ボールの回転数が減った」という実感はあまりしないが、スリーブを「ロフトやや多め」で調整すれば、高弾道の棒球でドローンと飛んで行って、なかなか落下しない感じ。 一発の飛距離より、安定したロングドライブやインパクトのフィーリングを求める中・上級者に受けるクラブだと思う。性能はピカ一だが、価格が高い。程度の良い中古があれば「買い」でしょう。