私も以前までは体重は大きな要素だと思っていましたが、県アマなどで埼玉栄高校のゴルフ部の子たちとラウンドして、飛距離はあくまで物理の世界だと感じています。体重50Kgくらいの高校1年生で300ヤード近く飛ばす子もざらにいます。バンブする昔の理論だと体重は大きな要素でしたが、今の理論においては体重や筋力よりも（筋力はもちろん重要な要素ですが）物理的にいかにクラブヘッドを効率的に動かせるかが重要な要素だと感じています。

右手理論の人もいれば左手理論の方もいるので一概に言えないですが、両腕をうまく使えることが最も重要で、その中で右手が邪魔をするケースが比較的多いため「左手優位で」というのが多くにゴルファーの共通認識なのではないでしょうか。 ただ大前提として毎週お勧め理論がコロコロ変わるゴルフ雑誌に振り回されないことだと思います。渋野選手が勝ったらこぞって「トップで掌屈」と言い出したのは顕著な例です。地面反力もスイングを壊した人が周りに沢山います。 個人的にはゴルフを学ぶ、理解するということにおいて既に紙媒体は役割を終えていると感じています。個々で解釈や感覚が異なるスポーツの動きを静止画とテキストで説明することは限界があり、誤解も生みやすいと思います。

H/S自体は腕前を示す要素でもなく、また飛距離ともイコールではないと思っていますが、アドバイスを受けたりなんとなくその人のレベル感を相対的にレイティングするために平均スコアとH/Sは必要な要素だとは思います。 本来は詳細なクラブセッティングとJsysのハンディキャップインデックス、ベストスコアと平均スコアまで分かれば尚良いとは思いますが。 また飛距離の要素はざっくりと「ヘッド重量×H/S」なので、軽いヘッドでH/S50以上出しても全然飛びません。 例えば極端な例で総重量350g、クラブバランスD7みたいなクラブをH/S50で振れるならかなり飛距離も出ると思いますしプロ並みかプロ以上の「飛ばし屋」と言えると思いますが、総重量290gくらいでヘッド重量も軽め、バランスC9のクラブをH/S50で振っても250ヤードも飛ぶか疑問なくらいです。 私の場合、通常H/S48くらいですがヘッドのウエイト8gを外して振ると52〜53くらい出ますがボールスピードは一向に上がらず通常設定よりも飛ばなくなります。 ただやはり軽いクラブが振りやすいのでH/Sは50近いのに全然飛んでないという人は多いと思います。 ちなみに普段はユピテルで計測していますがトラックマンで計測してもらった際にユピテルでも同時に計測しましたがさすがにH/Sに関しては両者にほぼ差異は出なかったです。