アイアンの個別の重量は記載がないのは何故
市販のアイアンの仕様に5番の重量のみの記載しかありません。シャフトの重量は記載ありますが、どのような理由でしょうか。
市販のアイアンの仕様に5番の重量のみの記載しかありません。シャフトの重量は記載ありますが、どのような理由でしょうか。
量産モデルには同一番手でも重量誤差を生じます。±2gの誤差ならかなりよいほうです。ところがクラブとして仕立てると、シャフトのカット重量誤差、グリップや両面テープの巻きの重量誤差、接着量誤差が生じます。全番手を並べると、とても重量ピッチが正確なんていうセットはありません。メーカーのホームページでセットの標準的重量を示すと、総重量は素人でも簡単に測定できるため購入した商品とメーカー表示との違いにクレームが絶えなくなるでしょう。
私は三浦技研のアイアンの愛用者ですが、かつての三浦技研ではアイアンヘッドの総重量ピッチが7g±1gと驚異的な正確さだったことはよく知られています。鍛造技術もさることながら、熟練を要する研磨技術に優れていたからですが、三浦技研も世代交代なのか、創業者が会長に退き、ヘッドをある程度量産するようになったせいか、重量誤差は以前ほど小さくはありません。また、ホーゼルもシャフト口径よりやや小さめでシャフト挿入には器具で削ることが多くなったと聞きます。それでも3大メーカーに比べると誤差はまだまだ小さいと言えます。
ユーザーには番手毎の重量差を感じ取り、鉛やグラインダーなどで自ら調整する感性が必要です。それができなくても、せめて腕のある工房で調整してもらう際に、グリップ側で調整するのか、ホーゼル内で調整するのかなど、オーダーの際に十分コミュニケーションを図ることが必要と思います。
メーカーに尋ねられるのが正解かと思いますが,私なりの回答を。
コストの問題からだと思います。
ヘッドやシャフト,グリップの重量を揃えることは困難です。
神の手ミウラですら,組む時にホーゼルを削る方法を取り始めています。
単体の詳細スペックをあまり気にしていない海外モデル等に至ってはますます難しいこと。
重量フローの逆転などはよくあることです。
海外製のシャフトなどは,新円度や曲り度合を調べても誤差がよくあります。
そのおかげでか,製品誤差の範囲が広いために安く手に入ったります。
スペックを気になされるのであれば,
ヘッド,シャフト,グリップの詳細を伝えて特注するしかありません。
このために,地クラブやカスタムシャフトが流行っているものと思われます。
残念ながら,先ほど長く記入していましたが,消えてしまいましたので簡単に書き直しました・・・