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全米OP最年少出場選手 LGBTであることを告白

2018/09/13 12:14
全米OP最年少出場選手 LGBTであることを告白
写真は昨年のソニー・オープン。

 

 米国時間10日、2006年の全米オープンに大会史上最年少の15歳5か月で出場したタッド・フジカワ(米)が、自身のインスタグラムでLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字を取った総称)であることを告白した。

「気づいている人は多いと思いますが、私はゲイです。みんなに理解して欲しい、受け入れて欲しいとは思っていません。本当の自分を隠しすぎていて本当に嫌でした。いつも周りが何と言うか恐れていて、メンタルもずっと崩れていました。自分のセクシャリティに関して明かすか悩んでいましたが、他の人のカミングアウトに私は救われました」。

 現在27歳のフジカワはハワイ州ホノルル出身の日系アメリカ人。2006年の全米オープンに大会史上最年少の15歳5か月で出場すると、プロ転向した2007年のソニー・オープンでは16歳4日と史上2番目の若さで予選を通過した。その後思うようなキャリアを積むことはできていないが、昨夏はカナダのマッケンジーツアーでプレーした。

「最近は受け入れられるようになってきましたが、バカにされたり、差別されたりして命を絶つ人もいます。そういうことが起き続ける限り、僕はベストを尽くして(皆が)平等に過ごせるように戦います。僕と同じような状況にいる方々に勇気を与えられればと思います」。カミングアウトした9月10日は世界自殺予防デーだった。だからこそフジカワは勇気を出して世界にメッセージを発信したのだろう。

(写真提供:Getty Images)

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