1年前はハリケーン・マリアが発生 プエルトリコの選手がメジャーVを狙う
更新日:2018/09/15 11:52
掲載日:2018/09/15 11:35
プエルトリコ出身で23歳の新人選手、マリア・トーレスは現在エビアン選手権(フランス/エビアン・リゾートGC)に出場しており、2日目を終えて首位タイに立っている。
去年のQスクールを突破し、プエルトリコ人として初めてLPGAのツアーカードを手にしたが、決して楽な道のりではなかった。
1年前の9月16日、ハリケーン・マリアがプエルトリコとドニミカ共和国を襲った。Qスクールの1次を通過していたトーレスは、ハリケーンが発生した際、ちょうど帰省していた。ゴルフコースもめちゃくちゃで練習は公園でしていたという。プライベートジェットを何とかチャーターし、10月の2次を受けるためアメリカへ向かった。そして見事シード権を得た。
「普通の生活に戻りつつあるわ。たくさん修理をしないといけないけど大丈夫」と現在の状況をトーレスは説明し、「(エビアン選手権)に出場できて本当にエキサイティング。2次に出場できるとは思っていなかったから、ここにいれて嬉しい」と優勝したらプエルトリコにとってはビッグニュースとなる。残り2日間のプレーに注目だ。
(写真提供:Getty Images)