ジョンソンが平均スコア1位　スピースは1位から18位に後退

　PGAツアーでは平均スコア1位の選手にバードントロフィーが贈られるが、18年はダスティン・ジョンソン（米）が受け取った（2016年以来2回目）。17年は69.549（7位）だったが18年は68.700と縮めることに成功し、3勝を挙げた。

　一方、17年の平均スコア1位（68.846）のジョーダン・スピース（米）は18位（69.904）に後退。1勝も挙げることなくシーズンを終えた。また、10位（69.624）だった松山英樹も23位（70.022）にランクダウンとスピースと同様に未勝利に終わった。

　必ずではないが、平均スコアが良い＝優勝に繋がることがほとんど。1位ジョンソン、2位ジャスティン・ローズ、3位ジャスティン・トーマス、4位ウェブ・シンプソン、5位ローリー・マキロイ、6位トミー・フリートウッド、7位タイガー・ウッズ、8位リッキー・ファウラー、9位ブルックス・ケプカ、10位トニー・フィナウとフィナウを除く9人が18年に優勝を果たしている。

　ジョンソンに至っては平均パット数（1.689）、バーディ数（1ラウンドで平均4.70個のバーディ）も1位と、飛ばし屋は細かいのが上手くないという時代はとっくに終わっている。あとはケプカのようにメジャーでの勝利数を積み重ねていけばジョンソン一強の時代も来るかもしれない。

＊17年（2016-17年シーズン）、18年（2017-18年シーズン）

2018年
1（68.700）：ダスティン・ジョンソン
2（68.990）：ジャスティン・ローズ
3（69.120）：ジャスティン・トーマス
4（69.290）：ウェブ・シンプソン
5（69.300）：ローリー・マキロイ
6（69.340）：トミー・フリートウッド
7（69.350）：タイガー・ウッズ
8（69.440）：リッキー・ファウラー
9（69.440）：ブルックス・ケプカ
10（69.520）：トニー・フィナウ

2017年
1（68.846）：ジョーダン・スピース
2（69.083）：リッキー・ファウラー
3（69.359）：ジャスティン・トーマス
4（69.468）：マーク・リーシュマン
5（69.469）：ポール・ケイシー
6（69.529）：ローリー・マキロイ
7（69.549）：ダスティン・ジョンソン
8（69.561）：ジョン・ラーム
9（69.596）：セルヒオ・ガルシア
10（69.624）：松山英樹

（写真提供：Getty Images）