帝王ニクラウス、ウッズのスイングは「今までで一番いい」

　米チャンピオンズツアーの非公式イベント PNC ファーザー・サン・チャレンジ（現地時間15〜16日／フロリダ州／リッツカールトンGC）に孫のGTニクラウスと共に出場する帝王ジャック・ニクラウスがタイガー・ウッズに対してコメントした。

　ウッズは9月の米男子ツアー「ツアー選手権」で5年ぶりツアー通算80勝目を挙げた。ニクラウスは「いい勝ち方をした。腰の痛みが消えたのは試合のために良いこと。とても嬉しく思う」と述べ、「スイングは今までで一番いいと思う」と分析した。

　理由としては「頭の上下運動がけっこうあった。それが腰に負担をかけていたと思う」とし、今は「頭の位置をレベルに保てているので、スイングもレベルで振っていける。（スイング変更は）彼がしたかった事ではないかもしれないが、する必要があったこと。」と少しの違いが大きな結果を生む。

　ニクラウスとウッズと言えば必ず話題に上がるのがメジャー大会の記録（ニクラウスは通算18勝、ウッズは通算14勝）。ウッズ全盛期の頃は「すぐにニクラウスの記録を抜くだろう」と言われていたが、プライベートの問題や怪我の影響でストップしてしまった。しかし、80勝を挙げたことで「5勝してくれ」とファンの期待は高まっている。なお、あと2勝でサム・スニードが持つ最多勝利数「82」に並ぶ。

（写真提供：Getty Images）