30歳となった超人気プレーヤー リッキー・ファウラーを振り返り
12月13日に30歳となった超人気選手のリッキー・ファウラー(米)。母方の祖父が日本人ということでファウラーのミドルネームはユタカと、日本でもファンが多い。ナイスガイとしても知られるファウラーを振り返る。
2017年12月のヒーロー・ワールドチャレンジで優勝と好スタートを切ると、2018年1月のセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズで4位タイに入った。同大会で話題となったのはファウラーの服装。花柄シャツをタックアウト(裾だし)していたからだ。ハワイの文化に合わせたファッションにPGAのコミッショナーも称賛していた。
「僕のファッションが好きじゃない人もいるとは思うけど、そんなことは恐れていない。ずっと人とは違うことをしてきた。ただゴルフをするだけっていうのは嫌なんだ」
ハワイの大会からマスターズ前週までトップ10入りは無かったが、オーガスタでは通算14アンダーでプレーし、単独2位。シーズンを通して未勝利に終わったがトップ入り6回と賞金ランク16位(4235万237ドル)に入り、6月には婚約を発表した。
ファウラーは1時間でも2時間でもファンがいる限りサインをするなどファンサービスに時間を費やすことで有名で、ファンや仲間を思う気持ちも人一倍強い。2月のフェニックス・オープンではキャップに小さなバッジをつけていた。
親交のあったグリフィン・コンネルくんが大会の1週間前に7歳という若さで病気のため亡くなった。特等席で見て欲しいという思いがファウラーにあった。また、8月に白血病のため36歳で亡くなった豪プロゴルファーのジャロッド・ライルを哀悼する意味で、ファウラーは9月のプレーオフシリーズ第3戦のBMW選手権で黄色シャツ&シューズを着用してプレーした。
こういう行動からナイスガイと呼ばれ人気も高い。あとは何度も手に届きそうだったメジャータイトルを獲得すればというところ。来年も引き続き、リッキー・ユタカ・ファウラーに注目だ。
(写真提供:Getty Images)