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タイガー・ウッズが5年ぶり復活V ツアー選手権を振り返り

更新日:2018/12/20 12:44
タイガー・ウッズが5年ぶり復活V ツアー選手権を振り返り
ツアー選手権で5年ぶりの優勝を飾ったウッズ

 

 腰痛などに悩まされ5年もの間、優勝から遠ざかっていたタイガー・ウッズ(米)だったが、今年9月のプレーオフシリーズ最終戦 ツアー選手権で米男子ツアー通算80勝目を挙げた。ドラマチックな同大会を振り返る。

 ウッズは全英オープンで6位タイ、全米プロゴルフ選手権で単独3位、プレーオフシリーズ第3戦目のBMW選手権で6位タイといつ優勝してもおかしくない状況でツアー選手権を迎えた。

 初日から好スタートで1イーグル、4バーディ、1ボギーの5アンダー65で回り、リッキー・ファウラー(米)と並び首位タイに立つ。2日目は2アンダー68で通算7アンダー首位タイをキープ。3日目に再び5アンダー65を記録し、後続に3打差をつける通算12アンダー単独トップで最終日を迎えた。

 誰もがウッズ優勝! という雰囲気だった日曜日。ウッズは冷静に自分のポジションを確認しながらプレーしていた。幸先よくスタートホールでバーディを奪ったウッズは前半を1アンダーで折り返す。

 後半は17番まで3ボギー、1バーディとスコアを落とすが、通算11アンダー単独首位と後続に2ストローク差をつけ最終18番パー5へ。ティーショットを放ち、2打目はグリーン右のバンカーに捕まるが、3打目へ向かう時には大勢のギャラリーがフェアウェイに入りウッズを囲んだ。同組のローリー・マキロイ(北アイルランド)も嬉しそうにレジェンドと会話をしていた。

 バンカーから約4メートルに寄せ、バーディパットはわずか左に外れたが、タップインをして両手を上に挙げ5年ぶりの優勝。「一生懸命やった。本当に泣きそう」とラウンド直後のインタビューで答えた。全世界でウッズの復活が報道され、ゴルフ界に最高のニュースをもたらしてくれた。確実に2018年シーズンで一番の試合だった。

(写真提供:Getty Images)

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