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13年前はオーガスタで兄のキャディ 今は優勝争い

更新日:2019/04/14 11:27
13年前はオーガスタで兄のキャディ 今は優勝争い
キャディを務めたフランセスコ、選手として出場したエドアルド

 

 2006年のマスターズ(ジョージア州/オーガスタ・ナショナルGC)でフランセスコ・モリナリ(伊)は1歳年上の兄エドアルド・モリナリ(伊)のキャディを務めていたが、13年後に自身が優勝争いに絡むことを想像できただろうか。

 モリナリと言えば兄のが有名だった。2005年に欧州の選手として初めて全米アマのタイトルを獲得。2009年に国内男子ツアーのダンロップフェニックストーナメントで優勝、欧州ツアーでは2010年に2勝を挙げた。しかし、それ以降目立った成績は残せていない。

 弟フランセスコの名が世界中に知れ渡ったのは2018年の全英オープン。もちろんそれまでに欧州ツアーでは5勝を挙げ、ある程度有名だったが”イタリア勢初のメジャーチャンピオン”というのはインパクトが大きかった。また、同年のライダーカップでは5戦5勝と欧州選抜チーム優勝に貢献した。

 そんなフランセスコはマスターズ2日目(米国時間12日)に「67」を記録し、通算7アンダー首位タイに浮上。”イタリア勢初のマスターズチャンピオン”になるべく土日を戦う。

 また、ラウンド後のインタビューで2006年大会について聞かれたフランセスコは、「プロ2年目ということで(選手として出場するのは)遠い未来だなと正直感じていた。でも、たくさんの素晴らしい選手を見てモチベーションが上がった」と兄を含め一流選手のプレーをキャディとして間近で見ていた経験も今回活きているのかもしれない。

(写真:Getty Images)

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