アダム・スコット、リオ五輪は「エキシビション」　東京五輪は？

　前週行われた欧州と豪州ツアー共催のオーストラリアPGA選手権を制したアダム・スコット（豪）が東京五輪について「出場する可能性は排除しない」と発言。23日、米ゴルフチャンネルが報じた。

　地元で約3年9か月ぶりの勝利を挙げた39歳は世界ランク13位に浮上し、オリンピックランクも9位と豪州勢トップ（2番手はマーク・リーシュマン）。このまま行けば霞ヶ関カンツリー倶楽部（埼玉）でプレーすることになる。

　しかし、ゴルフが112年ぶりに復活した2016年のリオデジャネイロ五輪は、開催時期や公私の日程によりスコットは辞退。さらに「エキシビションだ」と発言し物議を醸した。

　では、東京五輪にはどのような印象を持っているのか。

　オーストラリアPGA選手権の会場でスコットは「時間をかけて様子を見るよ。僕の優先事項ではないことは前にも明らかにしているけど、可能性は排除しない」とコメント。また、「日本人はゴルフが好きだから、イベントは大成功するはずだよ」と述べ、わずかながら心境の変化もうかがわせた。

　日本オープンに出場してくれるなど人気のあるスコット。ユニクロコーデでプレーするアマチュアが増えたのも同選手のおかげといってもいい。いちファンとしてはスコットがオーストラリア代表として戦う姿を日本で見てみたいが、心境は変わるのだろうか。