ウッズのマスターズ優勝劇がスポーツ・ストーリー・オブ・ザ・イヤーに
更新日:2019/12/26 12:19
掲載日:2019/12/26 12:08
23日、AP通信は2019年の「スポーツ・ストーリー・オブ・ザ・イヤー」を発表。タイガー・ウッズ(米)のマスターズ優勝劇が同社の編集者とライターの投票によって、選ばれた。
この賞はただ活躍しただけでなく選手のストーリーありきの賞。ウッズの場合はスキャンダル、怪我、逮捕などを乗り越え、2018年9月のツアー選手権で5年ぶりの優勝。そしてオーガスタ・ナショナルGCで再びグリーンジャケットを羽織るとまさに映画のようだった。
他の候補は、FIFA女子ワールドカップ優勝や女子体操シモーネ・バイルズの世界体操競技選手権での活躍など。
ワールドカップでは、同性愛者と公言しているキャプテン、ミーガン・ラピノーが優勝パレードで「私のチームには白人、黒人、ストレートの子、同性愛の子といろいろな人種がいる」と発言。差別的発言の多いドナルド・トランプ大統領に向けるスピーチでもあったため話題となった。
バイルズの場合は性的虐待と兄の逮捕。2018年1月にチームドクターから性的虐待を受けていると明かし、同年12月末には兄がクリーブランドで起きた射殺事件に絡み逮捕された。そんな中、今年10月にドイツで開催された世界体操競技選手権で5つの金メダルを獲得したのだった。
果たして2020年はどんな劇的なストーリーが生まれるのだろうか。