A.ソレンスタム、11歳の息子と親子大会に出場「楽しい時間を過ごしてもらいたい」

　メジャー10勝を含む米女子ツアー通算72勝を誇るレジェンド、アニカ・ソレンスタム（スウェーデン）が、今週末に開催される米チャンピオンズツアーのPNC選手権（17～18日／米フロリダ州／リッツカールトンGC）に出場する。

　アニカはこれまで父トムさんと大会に参加してきたが、今年は11歳となった息子ウィル・マギー君とエントリーした。米フォックス系列の地元テレビ局『WOFL 35』のウェブサイトによると、ウィル君のベストスコアは「73」。現在はジュニア大会でプレーしているという。

「私はただ彼に楽しい時間を過ごしてもらいたいし、ゴルフが私たちにとってどのような意味があるのかを考えてもらいたい」と同局のインタビューで話した母アニカ。「自分たちがやれる範囲は分かっているので、全てのチームに勝つことは難しいでしょうけど、私たちにとってはスコア以上のものがあります」と、2人で出場することに意義を感じていると語った。

　ウィル君はコーチのもとでレッスンを受けているが、アニカも「私の全ての知識を共有して彼を助けたい」とアドバイスを送る一人だ。ただ、ウィル君は「ママは良いアドバイスをくれるけど、僕はほとんど聞いていないよ。分からないけど、僕なりにいつものようにやりたいんだ」と、11歳らしい一面ものぞかせる。

　それでもウィル君は、父マイクさんをキャディに据えてプレーする親子イベントに向け「メジャーで何度も優勝しているプロの方々と一緒にトーナメントでプレーできるなんて、本当にワクワクしている。ママと一緒に楽しみたいよ」と話し、初出場となる“大舞台”が待ち切れないようだ。