T.ウッズ、約7か月ぶり公式戦へ「出場するからには常に勝利を目指す」

　米男子ツアーのザ・ジェネシス招待が16日、米カリフォルニア州のザ・リビエラCC（7,322ヤード・パー71）で開幕する。

　今大会の最大のトピックはタイガー・ウッズ（米）の復帰だ。昨年12月にエキシビションイベントのザ・マッチや米チャンピオンズツアーの親子大会に出場したが、公式戦としては7月の全英オープン以来、メジャー大会を除けば2020年10月のZOZO チャンピンシップ以来の参戦となる。

　約7か月ぶりの試合に臨むウッズは「彼ら（他の選手）を倒して優勝できると思わなければここに身を置くことはない。それが僕のメンタリティーなんだ」とコメント。「この体が言うことを聞いてくれるかどうかが一番の問題だった」と2021年2月の自動車事故で大ケガを負った右脚に不安は残るものの、「毎日回復しているから良い感じだ。すべての始まりの地であるここリビエラでプレーできることに興奮しているよ」と、16歳だったアマチュア時代の1992年にPGAツアーデビューを飾った地での復帰を決断した。

　さらに「僕がプレーする時は勝つためにプレーする。アンバサダーとして、そしてゴルフという競技を成長させるためにプレーするようになることは、僕は競技者として考えられない。大会でプレーするなら勝ちに行く。出場するからには常に勝利を目指すよ」と力強く宣言。親友であるローリー・マキロイ（北アイルランド）、ジャスティン・トーマス（米）と回る予選ラウンドからどのような戦いを見せてくれるか注目したい。

　今大会にはほかにも、松山英樹、中島啓太、スコッティ・シェフラー（米）、ジョン・ラーム（スペイン）、パトリック・キャントレー（米）、ザンダー・シャウフェレ（米）、ウィル・ザラトリス（米）、コリン・モリカワ（米）、マシュー・フィッツパトリック（英）、ヴィクトル・ホヴランド（ノルウェー）、マックス・ホーマ（米）、ジョーダン・スピース（米）らが出場予定となっている。