ブライソン・デシャンボー、勝利を亡き父とペイン・スチュワートに捧げる
更新日:2024/06/17 16:51
掲載日:2024/06/17 16:49
海外男子メジャーの全米オープンでブライソン・デシャンボーが2020年以来の大会2勝目を飾った。
パインハースト・リゾート&CC No.2(ノースカロライナ州)は、デシャンボーの憧れであるペイン・スチュワートが1999年に優勝した舞台。最終ホールの印象的なガッツポーズから4か月後、スチュワートは試合会場に移動する途中、飛行機墜落事故により亡くなってしまった。
デシャンボーが南メソジスト大学に進学したのは「スチュワートの出身校だったから」。また、今はLIVゴルフの規定によりハンチング帽は着用できないが、PGAツアー時代はハンチング帽をよく被ってプレーしていた。その理由も「スチュワートが被っていたから」。
最終ホールはティーショットが大きく左に曲がり、ネイティブエリアからのセカンドショットはグリーン手前のバンカーに。約55ヤードと難しい距離が残ったサードショットは寄る確率が低いと思われたが、約1メートルにつけてパーセーブ。その瞬間、デシャンボーは雄たけびを上げ、スチュワートのようにガッツポーズをした。
表彰式では数年前に亡くなった父・ジョンさんに報告したあと、「スチュワートにもこの勝利を捧げる」と笑顔を見せた。