松山英樹「プレーオフシリーズで初めて勝てて嬉しい」優勝会見一問一答
松山英樹は18日、米男子ツアーのフェデックス・セントジュード選手権(米テネシー州/TPCサウスウィンド)で今季2勝目、ツアー通算10勝目を飾った。プレーオフシリーズで優勝するのは今回が初めて。優勝会見の一問一答は下記の通り。
-優勝した今の気持ちは
プレーオフシリーズで初めて勝てて嬉しいです。
-バックナインでスコアを落とした時
14番が終わって2打リードしているのが分かりました。ヴィクター(・ホヴランド)とザンダー(・シャウフェレ)は16番でバーディかイーグルを獲ると思っていました。
16番のグリーンを上がった時に1打ビハインドだったので、17番か18番で獲らないとプレーオフもない、優勝の可能性は低くなると思っていました。17番でバーディを獲った時にリードしているのが分かって、18番のティーショットは更に難しかったです。
-14番パー3(池に入れてボギー)、15番パー4は何が起きた
14番(パー3)のティーショットは(同組の)ニック(・ダンラップ)がピンに行って、自分の状態があまり良くないにも関わらず歓声につられて、左の20フィート(約6m)くらいに落とそうと思いましたが、ついついつられてミスをしてしまいました。
15番はその影響で、今週は左に捕まる球が多かったので、ティーショットが右のラフに入り、そのあとのミス(3打目のアプローチ)は奥の池を警戒していて。(ダボを叩いた後は)残り3ホールあるので切り替えようと思いました。
-約8mのバーディパットを沈めた17番パー4について
ティーショットをフェアウェイに置ければ、バーディチャンスもあると思いましたが、左のラフに入れた時点で厳しいと思いました。(それでも)良い位置に乗せられたので、このパットさえ決まればリードできるか、並んで18番に行けると思いました。あのパットはすごく集中して打てました。
ー18番のティーショットは難しかったか
風が左からのアゲインストだったので、3番か5番ウッドで打つか迷いました。右には逃げたくないですが、ドローで風に勝つと池に入るので難しさがありました。
ー18番の2打目を振り返って
(本当は)ピンの5mくらい右を狙っていましたが、風と自分の球筋的に寄って行くかなと思ったらその通りになって、ニックのキャディがグッドと言った時に近いんだと思いました。
-田淵大賀キャディについて
ここに来るまでほぼ喋ったことはなかったですが、久常(涼)選手のキャディをやっているのでPGAツアーのことも分かると思っていたので、心配はしていなかったです。今までとちょっと違うルーティーンになりましたが、それは仕方がないです。それでも彼なりに頑張ってくれて、ライン読みは特に助かりました。
-田淵キャディは日本にいたのか
そうですね、大賀しか思い浮かばなかったです。声をかけた時にすぐにやりたいと言ってくれたので、予定を変更してまで来てくれて、それに応えられて良かったです。
-早藤翔太キャディ(パリ五輪後、ロンドンでパスポートを盗まれた)は次戦に間に合うか
今日デンバー(コロラド州)に入っているはずです。
-ロンドンで遭ったことが影響したか
それがあったから勝てたとプラスに考えたいです。
-新しいパターはどうか。次戦も使うか
気分転換をしたかったので。やろうとしている事に対して、あのパターだと良いんじゃないかと思って使ったら優勝できたのでビックリです。来週はコースコンディションで変わると思うので、使うかは分からないです。
-どのくらいパターをいつも会場に持って行くか
数えていないですが5~6本くらいです。あのパターは去年もらったはず。全く使っていなくて、コースでも今週が初めてでした。
ー次戦もそのパターを使う?
グリーンのスピードと合うかどうかです。
■プレーオフシリーズの仕組み
レギュラーシーズン終了時のポイントランク上位70人が初戦のフェデックス・セントジュード選手権に出場し、同大会終了後の上位50人が第2戦のBMW選手権に進む。最終戦のツアー選手権には第2戦終了時の上位30人が進出し、ランク1位が10アンダー、2位が8アンダー、3位が7アンダーとスタート時にハンデが与えられる。優勝者はボーナスの2,500万ドル(約36億7000万円)と5年のシード権を手にする。