B.キャンベル「家族の支えがなければ…」 31歳の苦労人に運も味方する
更新日:2025/02/24 15:43
掲載日:2025/02/24 15:41
プロ11年目の31歳、ブライアン・キャンベル(米)が米ツアー初優勝を飾った。
23日、メキシコ・オープン at ビダンタワールド最終日、飛ばし屋で勢いのある期待のツアールーキー、アルドリッチ・ポットギーター(南ア)と通算20アンダーで並び、プレーオフ2ホール目でラッキーもありながら、バーディを決め、勝利を手繰り寄せた。
2015年にプロ転向してからトップ10入りもなければ、下部ツアーでの優勝もなかったが、6年をかけて今年からレギュラーツアーに昇格。「長い時間がかかったし、この数年間は怪我との戦いでもあった。簡単な道のりではなかった」と振り返る。
そんな苦労を勝利の女神はちゃんと見ていた。18番パー5でのプレーオフ2ホール目。ティーショットは大きく右に曲がり、OBで万事休すかと思われたが、「運よくボールが木に当たって、プレーできる位置に戻ってきた」とラフへ。このチャンスをしっかりと生かしたのだ。
「家族の支えがなければ、今ここにいることはなかった。『諦めずに挑戦して』と背中を押してくれた」。世界ランクトップ勢が出場せずフィールドは薄かったが、だからこそ新たな王者が生まれる。