デシャンボー、マキロイとの最終組対決へ闘志「2人とも本当に本当に勝ちたいと思っている」

　海外男子メジャーのマスターズは12日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC（7,555ヤード・パー72）で第3ラウンドが行われ、“飛ばし屋”ブライソン・デシャンボー（米）が3日連続の60台と好調をキープし、マスターズ初制覇へ通算10アンダーの単独2位で最終日を迎える。

　2020年、2024年の全米オープン覇者であるデシャンボーは1打差2位タイからスタート。14番までイーブン（3バーディ、3ボギー）と終盤までスコアを伸ばし切れずにいたが、上がり4ホールで3つのバーディを奪って「69」とし、単独首位のローリー・マキロイ（北アイルランド）から2打差の位置に踏みとどまった。

　マキロイは昨年の全米オープンでも優勝を争った相手であり、今大会は史上6人目のキャリアグランドスラム達成を目指している。追うデシャンボーは世界中のゴルフファンの視線が集まる最終日最終組での対決を「最上級のステージになるだろうからワクワクしている」と楽しみにしているとした。

　さらに「2人とも本当に本当に勝ちたいと思っているんだ。どっちが自分をコントロールできるか、どっちが最高のショットを打てるかだ。とてつもない雰囲気になるだろう」と闘志をみなぎらせるデシャンボー。“最上級のステージ”は14日午前3時30分（日本時間）に幕を開ける。