マキロイ、プレーオフでローズを下し生涯グランドスラム達成　松山英樹は21位

　海外男子メジャーのマスターズは13日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC（7,555ヤード・パー72）で最終ラウンドが行われ、ローリー・マキロイ（北アイルランド）がプレーオフでジャスティン・ローズ（英）を下し、史上6人目のキャリアグランドスラムを達成した。

　ローズは10バーディ、4ボギーの「66」を叩き出し、通算11アンダーで先にホールアウト。マキロイは最終18番パー4でボギーを叩くなど6バーディ、3ボギー、2ダブルボギーの「73」と落とし、プレーオフに突入。1ホール目（18番）、ローズのバーディパット（約4.5m）は惜しくも外れ、約60cmのバーディパットを沈めたマキロイに軍配が上がった。

　マキロイは全米オープン（2011年）、全米プロゴルフ選手権（2012年、2014年）、全英オープン（2014年）に続くメジャー通算5勝目、米ツアー通算29勝目、今季3勝目。四大メジャーを制するグランドスラムに王手をかけてから11度目の挑戦で悲願のグリーンジャケットを獲得。ジーン・サラゼン（米）、ベン・ホーガン（米）、ゲーリー・プレーヤー（南ア）、ジャック・ニクラウス（米）、タイガー・ウッズ（米）に次ぐ偉業を成し遂げた。

　通算9アンダー単独3位に2018年覇者のパトリック・リード（米）、通算8アンダー単独4位に昨年覇者のスコッティ・シェフラー（米）、通算7アンダー5位タイにブライソン・デシャンボー（米）、イム・ソンジェ（韓）が入った。

　2021年王者の松山英樹は7バーディ、1ボギーの「66」を記録し、通算2アンダー21位タイで終えた。