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ローズ、マスターズ制覇ならずも胸を張る敗戦「これ以上できることはなかった」

更新日:2025/04/14 12:33
ローズ、マスターズ制覇ならずも胸を張る敗戦「これ以上できることはなかった」
お互いを称え合うローズ(左)とマキロイ(右)(写真:Getty Images)

 

 ゴルフの祭典、マスターズ最終日。13日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(7,555ヤード・パー72)で開催されたこの歴史的舞台で、ジャスティン・ローズ(英)はプレーオフの末、ローリー・マキロイ(北アイルランド)に惜敗。あと一歩でグリーンジャケットに手が届くところだった。

 7打差6位タイで迎えた最終日は「リーダーボードは見ていなかった」と言うが、パトロンの反応により「上位にいることが分かった」。そして迎えた最終18番。ローズはバーディを決めて「66」を記録。「子供の頃に夢見たような場面だった。あのパットを決められたのは忘れられない瞬間」と静かにその感動を噛みしめ、後続を待った。

 マキロイが18番でボギーを叩き、プレーオフへ突入。1ホール目でローズが打った約4.5メートルのバーディパットは、惜しくもカップをかすめて外れる。一方、マキロイは1メートル弱のバーディパットを沈め、ついにキャリアグランドスラムを達成した。

「残念だがプレーオフというのはそういうもの。これ以上できることはなかったと思う」と、ローズは誇りを持って敗戦を受け止めた。また、「これはゴルフ界にとって歴史的な瞬間」とマキロイの偉業を祝福した。

 12年ぶりのメジャー制覇はならなかったが、44歳のベテランが見せた執念と気迫は、間違いなくマスターズの歴史に刻まれた。栄光には届かずとも、その戦いぶりは観る者の心を震わせたことだろう。

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