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トラウト、2026年にウッズ設計の高級ゴルフ場を開業「心の拠り所」

更新日:2025/10/06 17:57
トラウト、2026年にウッズ設計の高級ゴルフ場を開業「心の拠り所」
ロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウト(写真:Getty Images)

 

 米大リーグ通算400本塁打以上を誇るロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウトが、地元ニュージャージー州で高級ゴルフ場を開業する。米ザ・グアム・デイリー・ポストによると、来年4月に同州ヴァインランドに「トラウト・ナショナル・ザ・リザーブ」をオープンする予定。

 設計を手がけたのはタイガー・ウッズ。18ホールのチャンピオンコースに加え、夜間もプレーできるショートコースも備える。すでに一部会員向けに試験的なプレーが始まっており、会員数は227人に限定されるという。

 プライベートジェットで数日間のプレーに訪れる富裕層を想定しており、食事、宿泊やサービスすべてが最高級水準になる予定。トラウトは地元の建設会社と組み、かつての砂採掘場跡地を購入。土地の特徴を生かすため、ウッズの設計チームであるTGRデザインに依頼した。

 ウッズは「採掘場の地形を生かし、砂地をコースの個性として残した」と説明。グリーンのアンジュレーションは大きく、ラフは最小限に抑えられ、プレーヤーが挑戦を楽しめるような設計になっている。

 また、コースだけでなく、施設の豪華さにも目を引く。クラブハウスにはスパ、理髪店、ボウリング場やワインセラー付きレストランなどを完備。トラウト自身がデザインしたジムには冷水浴槽、サウナや最新のリカバリールームが用意される。

 トラウトは家族との絆を大切にしており、コース内には亡き義兄の名前を冠した休憩所「アーロンズ」も設けた。暖炉や屋外キッチンを備えたこのスペースは、メンバーがリラックスして過ごせる場として設計されている。

 野球を続けながらも、トラウトはこのゴルフ場を自らの「心の拠り所」と語る。

「以前は狩りに出て自然の中で過ごすのが癒やしの時間だった。今はこのゴルフ場がその場所になっている。世界が騒がしい今だからこそ、自分を解放できる場所が大切なんだ」

 兄タイラーとともにゴルフ場の運営に取り組むトラウトは、すでに複数のプロアスリートが入会を決めたことを明かしており、野球の後の人生へ向けた新たな一歩を踏み出している。

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