my caddie 編集部です。
ジャスティン・ローズ選手が使用しているパターをご紹介したいと思います。なぜ、このタイミングかというと先週の
全米オープン(特に初日!)でバンバン決めていたからです。
名はアクシスワン
ローズモデルの前に「AXiS1(アクシスワン)」パターについて。
アクシスワン社は2006年に創設され、有名になったのは世界最大のゴルフショー「PGAショー」がキッカケ。高く評価され、今ではローズが使用するほどになりました。
上記の写真を見て頂ければ分かりますが、パターの見た目が独特で、一番大きな特徴はネック部分。この形状は同社の特許となっており、とにかく「真っすぐ引いて真っすぐ打つ」ことが可能となります。
アクシスワン社のホームページは
こちら(英語)ローズモデル
ローズが使用しているのはマレット型の「
AXiS1 Rose」。このパターに「LAMKIN」の
フラットキャットグリップを差しています。
なぜ「真っすぐ引いて真っすぐ打つ」ができるのかと言えば、絶妙なバランスだからです。
普通はトゥ側が下を向きますが、ローズモデルを含めアクシスワンパターはトゥ側が上を向きます。
<実験動画>
重心がシャフトの延長線上にあるので、フェースを開いたり、閉じたりするほうが難しいのです。
従って、インサイドアウトまたはアウトサイドインに引いてストロークするゴルファーにとっては違和感を感じるかもしれません。一番シンプルに打ちたければおススメのパターです。
実際にローズが使用しているところをご覧下さい。
【初日のスタッツ】
パット数:22(1位)
ストローク・ゲインド・パッティング:+5.83(1位)
フェアウェイキープ率:50%(119位タイ)
パーオン率:50%(106位タイ)
平均飛距離:290.8ヤード(117位タイ)
全米オープン初日はショットが荒れていましたが、アクシスワンパターで相当カバーしていました。+5.83という数字は、パットがどれだけスコアに貢献したかを表しており、簡単に言えば「約6打はパットで縮めた」ということです。
ペブルビーチのグリーンは小さいので、乗せることができれば比較的バーディチャンスとなりますが、ローズほどバシバシ決めていた選手はいませんでした。
気になるお値段は約5万円。しかし、それだけの価値はあります。「真っすぐ引けない」「真っすぐヘッドを出せない」と悩んでいるゴルファーにとっては持って来いのパターだと思います。