my caddie 編集部です。
15日発売されたピンゴルフの「PING 2023 PUTTER」10モデルを試打してきましたのでレポートします。
今回のモデルは共通するテクノロジーは使われておらず、それぞれゼロから開発し、インサートもモデルごとに最も合うものが採用されています。
「ANSER」、「PRIME TYNE 4」や「DS72」などに加えて、新追加されたのは「ANSER 2D」、「DS72 C」、「TYNE G」、「MUNDY」の4モデルで、なかでも筆者が気になったのは「ANSER 2D」です。
「ANSER 2D」はトニー・フィナウ選手の意見が取り入れられたモデル。従来の「ANSER 2」よりもソールが18%ワイドになり、ヘッドは10g重くなりました。
以前、ピンゴルフ本社に飾ってあったフィナウ選手のクラブ(サンプル)を持ってみた事があるのですが、どのクラブもかなり重かったです。
(C)Getty Images
フィナウ選手は193センチと高身長でパワーもあるので、一般ゴルファーと比べてはいけませんが、それにしてもヘビーだなという印象でした。
だから「ANSER 2D」のヘッドが重くなったわけではないと思いますが、フィナウ選手ぽいなと。
ワイドになった分、安心感が増しているので、ピン型に挑戦したいけれど、難しいからマレット型にしている方にもオススメ。
また、インサートは従来よりも弾く「新ハードPEBAX」になり、転がりがグッド。さらに、トゥ側のタングステンウェイトの働きで芯を外しても、大ミスにならないので良いなと思いました。
鈴木愛選手も「ANSERより幅が広いので、アドレスしたときに座りが良く安心感があります。(2021と比べると)打感は硬め、しっかり目なので、ヒットしたときの音も感じられるし、打った感じも手にしっかり伝わってきます。ショートしやすい人にぜひ打ってもらいたいです」と絶賛しています。
あとは「TYNE G」も面白いパターだと思いました。これは「TYNE」と「FITCH」を融合したモデル。「G」はOKパットを英語で表す「Gimme」から来ています。
大きな穴があるので分かると思いますが、ボールが拾いやすいんです(笑)。もちろん、そのためだけに開発されたわけではなく、ボールが2つあるように見えるので、アドレスがとりやすいです。
また、3本の白いアライメントのおかげでストレートに出しやすかったです。さらに、深低重心設計なこともあるので、どっしりというかブレにくい印象を受けました。
王道モデルから新しいモデルまでラインナップした「PING 2023 PUTTER」。10モデルあると迷ってしまう部分もありますが、それぞれ特徴が全く違うので、自分に合う合わないがはっきり出ます。
なので意外と「これいいね!」と最適な1本が見つかると思うので、パターに悩みを抱えている方は、ぜひ試打してみて下さい。
■スペック詳細
標準ライ角:70°
標準ロフト角:3°
標準シャフト長:34インチ
長さ調整カスタム対応範囲:31〜36インチ
価格:4万6,200円(税込)
■PING 2023 PUTTER特設サイト
https://clubping.jp/product/product2023_putter.html