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もうぶっ飛び系に見えないヤマハ「inpres DRIVESTAR」

更新日:2022/09/14 20:30
もうぶっ飛び系に見えないヤマハ「inpres DRIVESTAR」

 


my caddie 編集部です。

10月21日に新発売されるヤマハの「inpres」最新シリーズ「DRIVESTAR(ドライブスター)」の体験会に参加してきましたのでレポートします。

「inpres」といえばぶっ飛び系という印象が強いのでは?と思います。2016年にプラス2番手を売りに「UD+2」が登場し、ぶっ飛び系の先駆者となったヤマハ。

ただ、ぶっ飛び系はどうしても、ぼってりとした顔や、かなり捕まる設計になっていたりします。



そんな問題を解決するのが、「もうぶっ飛びもイイ顔も諦めない」という思いのもと開発された「DRIVESTAR」シリーズです。

「UD+2」はアベレージゴルファー(HS40m/s以下)向け、超スライサーつかまり設計でしたが、「DRIVESTAR」はアベレージゴルファーから上級者(HS35〜45m/s)、最適なつかまり設計と、ブランドイメージが大きく変わりました。



注目はドライバーに新搭載されたブーストボックス。

実はこれ、ブーストリング(クラウンからソールに続く一連のリブとホーゼルが一体のリング状となりフェース近傍を固定)と、スピードボックス(フェース面から約10mmのクラウン・ソール部にある深さ1.5mmのボックス状のへこみ)という2つの技術を合わせたもの。

ブースボックスには、インパクトの瞬間の無駄な振動を抑えてエネルギーを最大限にし、ボール初速をアップさせる効果があります。



ヘッド形状は最も飛ぶ箇所(=フェース中心やや上部)に当たるようなクラウン・フェースデザインに。特にクラウンが盛り上がっていることで、良い錯覚を起こし、芯の位置が分かりやすくなります。

盛り上がっているからかは分かりませんが、実際に構えてみると、ヘッドが近くに感じます。

決して、シャフトが短いわけでも、短くグリップしたわけでもないのですが、すごく顔が違い印象がし、やさしく打てるイメージができました。



また、慣性モーメントが大きい(=投影面積も大きい)にもかかわらず、そんなことは思わせない顔をしています。

バック方向の長さが短いため(小ぶりとまでは言いませんが)やけに大型ヘッドという印象もしませんでした。



アイアンは高い強度と粘り強さを持つ素材「X37」を採用し、1.1mmの極薄ソールを完成させたほか、キャビティ部に46g(#7)のタングステンウェイトを搭載することで低重心に。

インパクト時のたわみ量が増え、打点部分の反発性能が向上し、高い弾道でグリーンをキャッチできます。



ヘッド形状は前作の「UD+2」と比較すると、ソール幅は3.7mmほど短くなり、ぶっ飛び系ながら、ぼてっとしていません。

7番アイアンでロフト角が25度もあるのですが、セミキャビティの7番アイアン(30度くらい)というイメージ。

とにかく、いかにも飛び系のアイアンという見た目でないのが、良いです。ラフからでも抜けてくれそうな感じです。



また、カーボンシャフトは「SPEEDER NX for Yamaha」を開発。前作のシャフトよりも先がハード、手元がソフトになっています。

なお、スチールシャフトはN.S.PRO 850GH neoを採用しました。



アイアンについては飛距離よりも操作性をとるゴルファーが多いと思います。しかし、それでも飛距離がもっと出れば、それはそれで嬉しいですよね。

筆者は、ロフト角が25度の5番アイアンよりも、25度の7番アイアンのほうが気持ち的に楽だなと感じます。

太すぎる見た目だとユーティリティを打っているようで「う〜ん」と思っていましたが「DRIVESTAR」はスッキリフェースなので、そんなことも忘れさせてくれます。打ったあとで「そういえば、これぶっ飛び系だったけ?」と。



なお、ドライバー、アイアンのほかフェアウェイウッド、ユーティリティも同時発売。また、女性用もフルラインナップで登場します。

■DRIVESTAR特設サイト
https://golf.yamaha.com/inpres_drivestar/
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