ゴルフのチッパーとは?楽に寄るからって罪悪感を抱く必要はナシ
皆さんはチッパーをバッグの中に入れていますか。チッパーは主にアプローチを苦手としているゴルファーや初心者向けのゴルフクラブではありますが、上級者が使用してももちろんOKです。この記事ではチッパーの特徴やメリット・デメリットなどを紹介します。
チッパーはパターのように使える、ダフリやトップを気にしなくていいクラブ(限りなくウェッジ)です。チップショットをするためのクラブなのでチッパーと呼ばれています。
チッパーはパター型とウェッジ型に分かれます。パター型のチッパーは、パターのような形状をしており、パッティング感覚でアプローチができます。
一方、ウェッジ型のチッパーは一般的なウェッジを大きくした感じです。通常のウェッジよりもソールが幅広いためザックリを防ぐことができます。
チッパーとウェッジはアプローチをするという意味で「同じ」ですが、用途が違います。ウェッジは100ヤード以内、バンカーショットOK、ロブショットOKですが、チッパーは約20ヤード以内、転がしアプローチ限定、バンカーショットNG、ロブショットNGです。
グリーンを外したときに、外から転がしたいけどパターだと無理、でもウェッジは使いたくないという状況に持ってこいなのがチッパーなのです。チッパーのロフト角は?
チッパーのロフト角は主に35度、45度、55度とありますが、代名詞の転がしアプローチをしたい場合は35度のチッパーを選びましょう。
チッパーのメリットはダフリ、トップやシャンクを防ぐことができ、パターのように打つだけでいいので距離感を掴みやすいです。芝の種類や状況を問わず、ポンッと打てば最低でもグリーンに乗ってくれるので、初心者にとってはかなりのお助けクラブです。
一方、デメリットとしては、パター感覚と言えども特殊なクラブなのでちょっとは練習が必要なこと、使える場面が限られているということ。ボールが、転がしのアプローチができない場所にばかり落ちてしまったら、チッパーの出番は出てきません。
チッパーはとにかくグリーン周りのアプローチショットが苦手な方におすすめです。
「アプローチが苦手だからグリーンを外したくない」と強く思えば思うほど、ボールはグリーン外に行くものです。「外れてもチッパーで寄せればいいや」だと気持ちが楽になり、パーオン率も上がります。その結果、スコアも良くなるので、チッパーを1本バッグに入れておくと安心です。
チッパーはずるい、ダサいと考えているゴルファーも多いです。というのも、チッパーは大した技術がなくても打つことができ、ピンに寄せることができます。
一般的なウェッジを使っているゴルファー、特に玄人からすると「何も考えずにポンッと打って寄せるなんて…」。ただし、そんなことは気にしないようにしましょう。
初心者だろうが上級者だろうが、チッパーで寄せることは悪ではないです。「上がってなんぼ」という言葉があるように、どんなゴルフクラブを使おうが寄せたもん勝ちです。
ウェッジを使ってミスするくらいなら、安心感のあるチッパーを使った方が周りに迷惑をかけなくていいですし、スコアアップも望めると思います。
チッパーを使うことでゴルフのスコアが良くなるのであれば、チッパーを使うべきですし、一般的なウェッジで上手く行っているのであれば、そのままウェッジを使い続けることをおすすめします。