ミズノ、世界で唯一のフィッティングツール「SET OPTIMIZER」運用開始
ミズノは2025年12月23日、世界で唯一の新フィッティングツール「SET OPTIMIZER(セットオプティマイザー)」の運用を開始する。
2017年に「シャフトオプティマイザー3D」を導入して以降、日本国内で25万件、世界で60万件以上のデータを蓄積。今回登場する「SET OPTIMIZER」は、ドライバー、アイアン、ウェッジを1台で計測できる世界唯一のシステムで、セイコーエプソンのセンシングテクノロジー協力により開発された。特許出願中のこの技術により、より科学的で正確なクラブ提案が可能になるという。
「SET OPTIMIZER」は“3球打てば、ゴルフが変わる”をコンセプトに、わずか3球の試打でスイングタイプを分析。これまでの9項目に新たに「ローテーション率」を加えた10項目を測定し、プレーヤーのスイング個性「SWING DNA」を抽出する。導き出されたデータをもとに、50種類以上のシャフトやアイアンヘッドの中から最適なクラブを選定し、ミズノ認定フィッターがプレーヤーに最適な組み合わせを提案する。
また、過去にはなかったウェッジ用とドライバー用の専用計測機器も開発。ウェッジはアプローチショットにおけるスイング特性を解析し、最適なバウンス角やグラインド形状を提案。ドライバー用は2026年2月の運用開始を予定し、シャフトやヘッドタイプ、ロフトスペックの最適化を目指す。
さらに、前モデルからセンサーを約35g軽量化。振り切りにくさを感じていたゴルファーの声に応え、より自然なスイング計測が可能になった。ミズノは「SET OPTIMIZER」を通じて、スイングデータに基づく科学的なフィッティングを提供し、すべてのゴルファーに“理想のクラブセット”を提案する新時代のフィッティング体験を広げていく。