前に使っていたモーダス120に比べて軽くて振りやすく、飛距離は伸びて弾道は高くなったが、撓りを感じなくてフィーリングは馴染めない。シャフトの存在を感じない。オートマチックになった感じがする。 フィーリングは馴染めないが、結果は良いので良いシャフトだと言える。 105にしてから引っかけは減った。120の時は撓った分が余分に入って左に巻く時があったが、105ではそれがなくなった。 逆に重さに任せて振ることはできないので、軽いからと気を抜いて楽に振り過ぎると右に押し出してしまうことがある。 ドローやフェードの打ち分けは120の時の方が上手く行った。105はまっすぐ高くは打ちやすいが、曲げるのはやり難い。

巷では難しいとかキュンキュン曲がると言われているので簡単になったと言われているMP66にするかどうか迷ったが、66はランバートマークが大き過ぎるし中古がまだ高いので、ダメ元のつもりでMP64を買ってみたところ、とても良かった。 まず、言われているほど難しくない。キャビティとしては芯が狭くて敏感な方だが、前に使っていたMP68と比べると格段に簡単で球はよく上りスピンが効く。 重心距離が短いので手打ちになるとすぐ引っ掛けるが、体軸で打って行けば問題ない。ミスはハッキリ出るが、MB並みの球をMBより格段に楽に打てる。 はらい打ちでは使い物にならない。ベチっと弱弱しい球にしかならない。ハンドファーストに上から打ち込んで行くと吸い付くような打感で押し込んで行ける。深重心のアイアンではらい打っている人にとっては難し過ぎるアイアンだが、ダウンブローに打てる人にとってはむしろ優しいぐらい。 見た目は画像で見ると横に間延びしているようにも見えるが、実物をみると小顔で引き締まっていてカッコイイ。キャビティの彫りは浅く、ダイヤモンドバックの厚みの部分がけっこう存在感がある。実質的にほとんどMBだと思う。 このアイアンは、難しいキャビティと考えるのか、易しいマッスルバックと考えるのかで印象が大きく違ってくる。後者として使って行ける人にとっては素晴らしい名器だと思う。 モーダス120のXフレックスは初めて使ったが、このヘッドと素晴らしくマッチングが良かった。120のSは、振り易いけどコースで使うとちょっと手応えが弱いかなと思ったが、120のXは当たりを厚く感じて手応えが良い。Xで重過ぎるとか固過ぎるということはなかった。DGを振れる人なら、モーダスはXフレックスで丁度良いと思う。 DGの粘り感は好きだけどちょっと重いかなという人は、DGXPにするよりモーダスのXにした方がフィーリングが合う気がする。 同じヘッドでもシャフトがモーダスだとDGより打音が甲高い気がするが、気のせいだろうか？

UT用に入れた。950GHはしなり方が好みではなく、モーダス120だとちょっと重く感じるので、950HTにしてみたところ程よく真ん中あたりがしなって軽く振り抜けた。 弾道は高めだが、950GHのように先端で跳ね上げる感じではなく、シャフト全体で上に持ち上げる感じなので、意図せず上り過ぎる感じはしない。しかし押さえて打つにはちょっと向かない。 球筋のコントロール性はそんなに良くはないが、950GHよりは意図通りに打てる。楽に振れて楽に上り、950GHのように先端が意図せず動いてしまうような感じはない。 UT用に入れたので、楽に高く飛べば良い用途だから丁度良かった。アイアンに使うならもう少しくてしっかりしている方が好み。

USのシャフトがSpeeder661 TSの物が安かったので購入。 重さを感じるヘッドで、初速と直進性は抜群。そのあたりは巷の評判通りだった。 ヘッドが重いので長いシャフトには合わない。先調子のシャフトとも合わなかった。軽いシャフトだとヘッドの重さに負ける感じがする。 Speeder661 TSは知らないシャフトだったが、中元調子で叩けるスピーダーとのことで、振ってみたらスピーダーらしい走りは感じず、安定した感触のシャフトだった。 このシャフトが661の表記の割りには重いようで、ヘッドの重さと相乗してかなり重く感じた。 初速は素晴らしい。今まで打った中で体感的には最速な気がする。直進性もとても良い。 上りやすくはないが、低過ぎることもない。HS45ぐらいある人なら、安定した中弾道で打てると思う。 とにかく重いヘッドなので、筋力がある人じゃないと使い難いと思う。適合するシャフトの範囲も狭いと思う。 逆に言うと重くても振り切れる体力があるなら、技術は中級でも打てて、飛距離が伸びると思います。

VaporProを使っていたが、オークションで安くヘッドを手に入れたので試しに打ってみたらVaporProより飛んだ。 全力で叩いても絶対に左に行かない安心感と、Vaporより締まった打音と厚みのある打感が良い。 難点としては重いヘッドなので、今どきのドライバーのつもりで振るとコックが早めにほどけて球が上らず右に出易いこと。 今どきのヘッドに比べると上らないし弾かないが、叩いても左に行かず吹け上らず方向性が良くて、打感打音が良いので気持ち良く叩けるから、結果として良く飛んでいる。

以前から気になっていたが、発売時はなかなか売っている店がなくて試打できず、中古もあまり見かけなかったが、USモデルを安く手に入れられた。 見た目はレジン素材が安っぽいのであまり所有感はないが、タダモノではない感があり目立つので注目を浴びる。 チタンとレジンの境目が構える時に目印になるので、フェースの向きは確認しやすい。 打感は柔らかいが吸い付くような感じではなく、柔らかいけど球離れが早い感じ。 打音は、巷では「ボコッ」という表現が多いが、自分は「パーン」という破裂音だと感じた。過去に打った中では、キャロウェイC4とM2の中間みたいな音だと感じた。 方向性はとても良い。フェースの向いている方向にとにかく真っ直ぐ出るので、フェースが開いて入ると斜め右に突き抜ける。引っ掛けるとチーピンではなく斜め左にフライヤーみたいな球が出る。サイドスピンがまったく掛からない感じ。 球は上がり難いが、言われているほど上り難くは感じなかった。上下方向にもフェースの向きそのままに出る感じ。意識して掴まえて打てる人ならそんなに上り難くはないと思う。そのあたりM1と似ているか、 飛距離は出る。超低スピンの棒球でジワジワ伸びる。音も弾道も地味なのに結果は出ているので不思議な感じ。 USモノについていたTENSEI CK BLUEは癖がなく素直で扱い。中調子で全体に均等に撓る感じ。このヘッドにはちょっとアンダースペックに感じた。このヘッドならもっと叩けるシャフトの方が合うと思う。 フライポッドの重心を後ろにするとやや安定した感じになり、気持ち上りやすくなる。 重心を前にするとキレよくヘッドが返るようになるが、フェースの向いた方向そのままに出る特性が強く出るので球がバラつきやすくなる。 良くも悪くも超低スピンで、左右も上下もとにかくフェースの向いている方向のままに球が出る。そういう特性を好む人には向くが、クラブなりに振ってオートマチックに結果が出て欲しい人には向かない。 強烈に個性的で面白いが、フィットする人は少なそう。