クラブバランス
先日、アイアン 4〜Pを変更しカーボンからMBのDGS200に変更しました。
その結果、左右の曲がりは激減しましたが、ウェッジ(フォーティーンJスペック52°56°)が今までは重量感があり安定していたのですが、トップやダフリが多発してしまう現象がおきています。 ウェッジを重くするなどなにか最適な方法はありますか?
ウェッジのシャフトはDGです。
先日、アイアン 4〜Pを変更しカーボンからMBのDGS200に変更しました。
その結果、左右の曲がりは激減しましたが、ウェッジ(フォーティーンJスペック52°56°)が今までは重量感があり安定していたのですが、トップやダフリが多発してしまう現象がおきています。 ウェッジを重くするなどなにか最適な方法はありますか?
ウェッジのシャフトはDGです。
貴殿の新しいクラブのヘッド重量と、今までお持ちのウエッジのヘッド重量の差が、スイングバランスを壊していると推測されます。
例えば、私の友人はフォーティーンのアイアンを4〜Pまで所有しておりました。が、元来フォーティーン社のヘッドはバランスがD0に満たないものも多く見受けられます。友人は「8Iは良いけど、他はどうもしっくりしない」というので、懇意なショップでバランスを計測してみたところ、8IはD1で、それ以外はCポイント台(バランスが軽い)と出ました。そのため、安価かつ簡単な方法として、ヘツド後部に鉛を貼り付け、バランスを統一したところ、上手く打てるようになりました。
ちょっと遠回りしましたが、このようにバランスのポイントも考えられますが、それ以上にフォーティーンがDG200という重量シャフトに、ヘッド重量のバランスを整えるため、無理にバランス優先のためシャフト内にバランス調整のウエイトを入れすぎているとも考えられます。
本来、ウエッジは個々の品物を管理する段階で研磨作業をすると思います。また、製品自体のバランスが統一されていると考えても、DGからNS、カーボンと、120クラムから60グラムまで変化しているのに、ヘッド自体がウエイト調整していないと、バランスを出すことに、難しくなりますよね。
メーカーとしてはしっかりと管理していると言いますが、シャフト結合作業を担当する作り手は、ヘッド重量の誤差を合わせる(帳尻を合わせる)ために、シャフト付け根の中に真鍮製のウエイトを入れているんです。
では、その弊害と言えば、
○ クラブの重心距離があまりにも短くなる。
○ その為、ヘッドがしっかりと戻らない、シャフトが戻そうとしなくなる。
○ 左右にボールがブレるため、それを見越したスイングを身体が覚えてしまう。
○ 他のクラブとの調和が取れない
等の弊害が生まれてくるんです。
一番良いのはシャフトを抜いて確認するのが一番ですが、これも高くつきますから、難しいですね。
個人的に所有していれば、ヘッドの外側に鉛を貼って調整しても違和感はありませんが、購入時から鉛を外に貼るわけ行きませんからね。
見栄え優先、製品管理の甘さが、このような結果になるとしたら、これはメーカーの責任とも思えますが、見えない場所まで文句言えませんし、大変だと思います。
万一、抜く機会があって、抜いた場合、真鍮ピンが入っていれば、それを抜いて同等の重さの鉛を外側に貼ると、本来のシャフト重量が蘇り、しっかりとした重心距離が得られた素晴らしいクラブになると思います。
とにかく、ヘッドバランス優先でメーカーが組み立てる際に、真鍮ピンでいい加減な小手先のごまかしで、多くのゴルファーを困らせていることもご理解下さい。
貴殿のものがこうなっていないことを祈ります。
とりあえず、鉛で重くして様子を見てみる。
気持ち、ゆっくり目に振る。
いずれ慣れて来ると思います。