◇鋳造とミズノ軟鉄鍛造の違いとは?
◇ミズノ軟鉄鍛造アイアンの製造工程
◇他社製品との違い
これに対し、ミズノの鍛造品は
【鍛流線がホーゼルからヘッドまでつながっている】
これには製法に秘密が!
ミズノのグレインフローフォージド(鍛流線鍛造)製法は、ヘッドからネックまで鍛流線が途切れず、一方向に連続している。この鍛流線こそが“ミズノの打感の良さ”を生むのである。
一般的な一体成型の軟鉄鍛造アイアンは、丸棒を熱し、曲げて叩いて伸ばして成型を行うが、ミズノの軟鉄鍛造アイアンは熱して曲げる前に“絞る”工程が入る。この工程こそが、ミズノが世界に誇るフェースネック一体成型によってつくられる『グレインフローフォージド製法』だ。この独自の製法により、打感の生命線である鍛流線(金属組織の流れ)を切断することがない。これがミズノならではの軟鉄鍛造テクノロジーの真骨頂となっている。
軟鉄として、通常使用されている S25C(1025)は炭素含有量が0.25%の低炭素鋼だが、ミズノが使用する素材は S25CM(1025E)と呼ばれ、S25C(1025)をさらに厳選した高品質低炭素鋼。S25CMの「M」はMIZUNOの「M」、1025Eの「E」はEliteの「E」を示し、独自の厳選素材だということを意味している。
炭素の成分量のバラツキがJIS規格の約1/3。金属組織の均一性が高く高強度、高靭性だ。。また他の軟鉄素材に比べ、リンやイオウなどの不純物をJIS規格の約50%に抑えているため、響きの長い澄んだ打球音を生み出す。
ミズノでは、打感が良いと感じるのは、打球“音”が重要だと長年の研究で判明。

「S25CM(1025E)」を素材に使用し、「グレインフローフォージド(鍛流線鍛造)製法」を用いることで打球音の響きが長くなる。また、心地よい打球音を設計するミズノ独自の『ハーモニックインパクトテクノロジー』により、音の響きや高さや大きさ、音色を追求している。
これら「製法」「素材」「音」へのこだわりにより、
打感の良いミズノの軟鉄鍛造アイアンが生み出されるのだ。
ミズノプロスタッフからの要望を受け、同社のクラフトマンが形状を監修。ネックはまっすぐに構えやすく、またアドレスでボールを包み込むイメージが出しやすい、日本人が好む“和顔”の形状を採用している。
“インパクトで球を潰してフェースに乗せたい”というプロスタッフの要望に応えるため、インパクト時のヘッドの変形を抑えることにより、余分な振動を抑え、打感を向上させている。
「MP」らしいコンパクトなヘッドながら大きなスイートエリアを可能にした“やさしさ”が特長。前モデルの「MP-64」より、スイートエリアが飛躍的に拡大している。
ミズノ軟鉄鍛造アイアンの“こだわり”を踏襲
不純物の少ない厳選素材を使用し、世界特許である『グレインフローフォージド製法』を採用することでミズノ独自の心地よい打感と音の響きが生み出されている。
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