近年「重ヘッドのPING」というイメージが根付いてきたが、今回の「G30」ドライバーは前作よりも更に6％深く、2％低い深重心に設定。高打出し＆低スピンを実現する、安定感抜群の『新重ヘッド』に仕上がった。そして、その重ヘッドを誰もがしっかり振り切れる新機能が搭載された。

まずはクラウンに採用された「タービュレーター」というツノのような箇所。これまでのドライバーはクラウン後方部の空気抵抗が大きく、少なからずヘッドスピードがダウンする要因となっていたが、このタービュレーターが空気の流れを変え抵抗を軽減。結果、クラブスピードが上がって容易に振り切れ、飛距離UPが可能となった。そしてもうひとつ、超軽量高強度の新素材「T9S チタン」をフェースに採用。軽量＆薄いフェースがたわんでこちらも飛距離につながる。

タービュレーターの効果で自然と加速した重ヘッドが衝突するインパクトの大きさ、さらにその際のフェースの反発を想像すれば、誰でも大幅な飛距離UPを想像しワクワクしてしまう「G30 ドライバー」。深低重心なので振っても曲がらないという方向性への安心感も大きい。スイングを変えることなく、ヘッドスピードが上げられ、重ヘッド効果で方向性も安定するとあれば、自分のゴルフのレベルをワンランク上にできることは間違いなさそうだ。

また「G30」ではSF Tec（ストレート・フライト・テクノロジー）ドライバーもラインナップ。大型ウェイトをヒール側に配置し「つかまり」を優先。直進性に優れたSF Tecがマッチするアマチュアゴルファーは実際、多いだろう。ただし、様々なシャフトとの組み合わせも含め、フィッティングでベストマッチの1本を選びたい。