44歳のスコットが3打差4位で週末へ「もうひとつメジャーを獲りたい」

　海外男子メジャーの全米オープンは13日、ペンシルベニア州のオークモントCC（7,372ヤード・パー70）で第2ラウンドが行われ、11位タイから出たアダム・スコット（豪）は3バーディ、3ボギーで連日の「70」とし、通算イーブンパー暫定4位タイに浮上した。

「この2日間、ティーショットはほとんどフェアウェイに置けているから、それほど大きなプレッシャーを感じずに済んでいる」と44歳のベテラン。「2ラウンドを終えてイーブンパーならこの位置にいるだろうと思っていた。それくらい本当に難しい」と多くの選手が難関コースに苦しめられるなか、首位と3打差の好位置につけた。

「ここ1カ月か6週間くらいで、自分のゴルフが良くなってきている感じがある。間違いなく今年一番の自信を持ってプレーできている。全米プロの終盤も上位に絡めたし、今週も自分を良い位置に持ってこられていると思う」

　これまで数々のタイトルを手にしてきたスコットだが、2013年マスターズ以来のメジャー2勝目、そして全米オープン初制覇への想いは強い。「これまで素晴らしいキャリアを築けてきたとは思っているが、自分自身が心から納得できる形でキャリアを終えるためには、やはりもうひとつメジャーを獲りたい」と衰えぬ意欲を口にしていた。