my caddie 編集部です。
先日、
ソニーのスマートゴルフレッスンでスイングを丸裸に!という記事を書かせて頂きましたが、今回は実践編です。
自己流が正しいのかどうか、実際にスマートゴルフレッスンを導入している「
ZAMET」(東京都港区赤坂)の代表であり日本プロゴルフ協会 ティーチングプロの長本広治さんに聞いてみました!
自己流
筆者は3つの数値と軌跡を見ながら練習していました。
左から
・フェースアングル(スクエア、オープン、クローズ)
・パス(ストレート、インサイドアウト、アウトサイドイン)
・インパクト(レベル、ダウン、アップ)
数値は10.9度、-12.4度、-5.5度が0度に近づくように(つまりスクエア、ストレート、レベル)、軌跡は後ろから見てバックスイング(黄色)とダウンスイング(青)の線が重なるようにと意識! でも良い球が出ない…。
なぜか?
使い方が間違っていたからです…。
正しく言うと、数値の意味を理解しておらず自分の体に合わない、再現性の低いスイングをしていました。
コーチに聞いてみた
<どの数値が重要?> 重要なのはフェースアングルとパスのバランス。「パスに対してどれくらいのアングルで入っているのかを見ています。数値によってコントロールができているか、できていないかが見えてきます。数値の大きさはあまり見ていません」。
0度に近い数字を追いかけるのではなく、バランスを見なければならなかったのです…。
上記画像を見て頂くと、オープン(10.9度)、アウトサイドイン(-12.4度)とそれぞれ0度とは離れていますが、そこがポイントではありません。
10.9度と-12.4度の差に注目! 約22度とかなりの差があり「弾道としては右に出て、右に曲がるということが分かります(長本コーチ)」。この22度が15度、5度と0度に近くなれば球筋は安定してきますが、気をつけることが一つ。
それは
再現性です!
例えば10球打って、全てが10.9度と-12.4度であれば球筋は悪くても再現性の高いスイングとなり、それに気づかず無理やりスイングを変えると再現性の低いスイングとなってしまいます。 アマチュア永遠の悩み=スライスだと思いますが、似たようなスライスがずっと出ていれば、それはそれで再現性の高いスイングと呼ぶことができます。少しアドレスの向きを修正すれば、ミスショットからナイスショットに変わるのです。
→スマートゴルフレッスンの紹介は
こちら 長本さんが仰っていたのはオープン(10度)、インサイドアウト(10度)だとすると「右に真っすぐ飛んで行き、弾道としてはいいです。打ち出している方向が良くないだけです」。
(右打ちなら)右にバーンとでるショットのことですが、確かに球だけ見ればナイスショット。ただ、林やラフに行ったり、狙ったところに落とせていないのでミスショット、気分的にスライスに見えてしまう。この勘違いを解消してくれるのがスマートゴルフセンサーの良い点の一つかなと思いました。
「0度は危ないです。0度にする必要はありません(長本さん)」。データの意味を知った上で練習するのと、しないのでは上達のスピード大きく変わります。
なお、インパクトに関しては、アイアンなど地面から打つクラブはレベルまたはダウン、ドライバーはレベルまたはアップ(アッパー)が理想。
アイアンでアップだとダフったりトップする原因となり、ドライバーでダウンに入るとフェースの上に当たりテンプラになってしまいますのでお気をつけ下さい。
<軌跡の意味は?> 黄色の線がバックスイング、青の線がダウンスイング。冒頭で述べましたがこの2本が重なるようにスイングすれば良いのかなと筆者は思っていましたが…。
「インパクトの軌道が重要だと思っています。ループするタイプもいますし、アウトに上がってストレートに入ってくる、逆にインからストレートに入ってくる人もいます。
→スマートゴルフレッスンの紹介は
こちら
ストレートに上がっていてもループしてアウトやインに入るのは、意図的にやっていればいいのですが、基本的には良くないので、どれくらいストレートに下りてくるかが重要です。
バックスイングとダウンスイングで差が大きいプロもたくさんいます。この差が小さければ効率的に言えば良いですが、それが必ずしも良いとは限りません。
再現性の高いスイングが良いです」。
2つのラインが重なれば良いのではなく、毎回同じような軌跡を描くことが大事。0度に近づけることと同じで、線を重ねようとするのが正解ではないことが分かりました。マシュー・ウルフのようなスイングをするとどうなるのか、すごく気になりますね。
<撮影は正面か後ろ> 上記画像のように正面、後ろから撮影できます。ではどちらがより効果的、分析しやすいのでしょうか?
長本さんによると「弾道を見るのであれば後ろからの方がいいと思います。(実際の球筋を見ながら)データと照らし合わせると整合性が取れると思います」。
また、正面は「体の動き、重心の動きや位置を見ます。当たりが悪い時などは入射角を修正していきます」と、抱えている悩みによって撮影する方向が変わってきます。
なお、正面から出も後ろからでもデータには影響しません。気軽に撮りやすいのは練習場の打席の区切り(伝わりますでしょうか…)に立てかけてることかなと思います。
<スイングテンポとは?> 上記画像の右下、スイングテンポはこれもまた、3.6:1だからどうこうではなく、毎回同じ数字を出せれば良いとのことでした。
「なんかテンポが早いな」と思っていても、10球連続で同じテンポであれば「早い」のではなくそれが本来のテンポであり、気づいていなかった理想のテンポということになります。これはスマートゴルフセンサーを使わなと分からないと思います。
センサーで再現性アップ
プロとアマチュアの差は再現性の高いスイングをしているか、していないかとよく言われますが、正直どのように練習すればそのギャップを埋められるのか分からないアマチュア(筆者を含め)が多いと思います。
良いズレ、悪いズレを見極めることが再現性の高いスイングを作る上で欠かせませんが素人にとってその判断は難しく、ストレート、フェード、スライス、ドロー、フックと球筋、そしてスコアは安定してきません。
また、人間の感覚は曖昧な部分があります。筆者は先日、左耳が聞こえにくくなりましたが検査結果は「右耳の聴力に問題あり」。
スイングでも似たようなことがあり、スライスが出て「フェースが開いたな」と感じ、いざデータを見ると「スクエア」。もしスマートゴルフセンサーをつけずに練習していたら大げさにフェースを閉じて打つなど、そこが原因ではないのに間違った“手術”をし、余計おかしなスイングになってしまいます。
→スマートゴルフレッスンの紹介は
こちら さらに、そのスライス球が安定して出ていれば「再現性の高いスイングをしている」と言えるので修正箇所も「フックの意識で打とう」など無理に真逆のことをするのではなく「アドレスの向きを変えよう」などちょっとした修正で済むことも。
最近では多くの練習場にスイング分析機器が導入され気軽に使用できますが、統一されているわけではないのでデータの種類が異なったり、数値にバラつきが生じます。しかし、スマートゴルフセンサーを一つ持っていればデータも一定なので安心です。
プレゼント
実践編としてスマートゴルフセンサーの魅力を書かせて頂きましたが、本当のところは実際に使わなければ分からないということで、今回も my caddie ユーザー1名様にスマートゴルフセンサーをプレゼントいたします。是非、ふるってご応募下さい!(*すでに終了しております)
→長本広治さんが代表を務める「ZAMET」のホームページは
こちら→ソニーのスマートゴルフレッスンの詳細、センサーの購入は
こちら
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