三菱ケミカルの「TENSEI PRO(テンセイプロ)1K」シリーズから「
TENSEI PRO BLUE 1K」が7月14日に発売されます。価格は55,000円(税込)。
2021年がホワイト、2022年がオレンジときて2023年がブルー。実はこのシャフト、
松山英樹選手が2022年11月のヒューストン・オープンで実践投入し話題になっていました(現在はグラファイトデザイン「TOUR AD DI」を使用)。
1Kシリーズの特徴は「1Kクロス」という素材にあります。織り目が細かく、そのソフトさから加工時の自由度が高く、より精密な設計ができるようになりました。
第1弾のホワイト(元調子)は先端剛性でヘッド挙動を安定させ低スピン&低弾道で直進性が高いモデル。第2弾のオレンジ(元調子)は縦と左右のズレを抑えてサイドスピン量を減らした曲がらないモデルでした。
第3弾のブルーは元調子ではなく中調子。メーカーいわく「クセのない全体しなりを特徴とするシャフト。適正な打ち出し角とスピン量であらゆるシチュエーションでハイパフォーマンスを実現する」という。
実際に試打会でテストしたところ、ホワイトとオレンジよりも打ち出し角が高いのは明らかで、しなりの量も多いように感じました。切り返しでのタメも感じられ、丁度良い具合に走ってくれる、いかにも万人受けしそうなモデルです。
松山選手のエースシャフトに憧れはあるが使いこなせなかった人や、球が上がらないのが悩みの人にブルーは合うでしょう(もともと球が高いゴルファーにはホワイトがおすすめ)。
なお、重量は50gから80g台、フレックスはR(50g、60g台のみ)、S、X、TXと豊富なラインナップになっています。