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自分で作るオーダーメイドインソール「Morph」はゴルフにも生かせる?

2023/12/11 00:57
自分で作るオーダーメイドインソール「Morph」はゴルフにも生かせる?

 

 皆様はインソールをオーダーメイドで作ったことはありますか?

 前回の記事「ゴルフは足元から!? スポーツ医療専門家が教えるゴルフシューズ選び」でインソールの話が出ましたが、最近ではショップに足を運ばなくても、自宅で簡単にオーダーメイド中敷きを作ることができます。

 

 その商品が「やみつきインソール Morph(モルフ)」。お湯で柔らかくなる特殊素材「サーモメタモルジェル」をシューズの中に入れ、足を8分ほど入れれば足だけでなくシューズにもフィットしたインソールが完成します。

 モルフにより爪先からかかとまでフィット、負荷を分散するために疲れが軽減され、バランスが整って姿勢が良くなります(※着用時のみの効果)。


 このモルフについて医療専門家の藤原和朗先生、岩本肇ティーチングプロに見解を聞いてみました。

■藤原先生の見解

 
―モルフの作りについて

 熱形成ですが、ちゃんとステップごとに説明があって、極力失敗のないように作られているのが分かります。カスタムメイドに近く、単に足の型を取るだけとは違いますし、自宅で簡単に作れるのもメリットです。

―モルフをシューズに入れると?

 靴の中のスペースが埋まること、これがメリットです。足はデコボコしているのに靴の中は大体がフラットで、デコボコの足に平らな底だと隙間ができます。モルフは熱形成で密着度が高まるので踏み込みやすくなり、ゴルフだと地面反力に変換されます。

 隙間を埋めることができれば、流れることなく止めることができ、インパクトからフォロースルーという軌道が一定になりやすいです。よく(右打ちなら)左足が流れるのは良くないと言いますが、これをスイング修正で直すのではなく、モルフで隙間を埋めて密着させておいて、踏ん張りやすい環境を作ってあげれば流れにくくなるでしょう。

 
―モルフを使うと指先に力を入れやすくなる

 かかと重心から前重心になるので、ふくらはぎの伸び縮みが変わってくるので、カートよりも歩いてラウンドをすると負荷が分散されるのが分かると思います。

―自分に合うインソールを日常的に使うことは重要か

 非常に良いことです。靴が変わるとインソールの効果も変わってきますが(オーダーメイドインソールを)入れるか、入れないかで言えば、入れた方が良いです。

藤原和朗先生
1971年生まれ。早稲田大学人間科学部スポーツ科卒業、花田学園日本鍼灸理療専門学校本科卒業。日本工学院八王子専門学校スポーツトレーナー科非常勤講師。リコーラグビー部外部治療スタッフなどトレーナー活動および治療サポートに従事。同時進行で完全オーダーメイドのインソール作製や靴の販売にも従事することで、より良い動きに導くことが可能に。その後、テーマパークダンサーおよびキャラクター出演者のコンディショニングをはじめ、2017年よりクラシックバレエダンサーの公演サポートに携わる。2019年4月より治療院「Sintonia」を開設、個人で活動中。アスリートのみならず一般の患者さんの対応もしている。

■岩本プロの見解

 
―モルフを使用してみて

 シューズを履いているよりも、フィットしている足袋を履いている感覚でした。

 傾斜に立つとどうしても滑る感じがあって力まないといけないのですが、モルフだと自然に力が入って滑らない感じでしたし、長時間歩いても足が軽快に上がる感じがありましたし、姿勢よくアドレスができて、それが18ホール続いて快適なラウンドでした。

―ラウンドで足の指先を使えたか

 今まで指先で踏んでいるという感覚はなかったのですが、モルフだと指を置いている感じや、ちゃんと踏めている感覚がありました。

―他のオーダーメイドインソールとの違い

 以前作ったのは足型が硬めのソールで、足がむくんだ時の突き上げ感が痛みになって、外したくなることもありインソールには抵抗があったのですが、モルフは吸い付くようで立ちやすく、姿勢が良くなり、重心の位置を感じられ今までとは違う感じです。

―日常生活でも使えるか

 普段の靴にモルフを入れたら中の遊びがなくなりました。それまでは靴を持ち上げて歩いている感じでしたが、インソールを入れたことでフィットして姿勢も良くなったので、普段履きにも入れた方が良いですし、重心を感じることを習慣化できるとも思いました。

 ゴルフの時だけ重心を感じるのではなく、普段の生活から、例えば前上がりや前下がりの場所で、どこに重心があるかを感じると、コースでもリアルに感じることができ、しっかり立つことができると思います。

―インソールの重要性

 スイングの中に足圧という数値があり、圧のかけ方で飛距離アップに繋がるのですが、モルフを入れると指先にも力が入って、心地の良い重心のポジションを掴めれば、ゴルフに生かしやすいです。バランスが取れればスイングも安定しますし、重心を感じられれば傾斜地でも上手く打てます。

岩本肇ティーチングプロ
1974年11月22日生まれ。日本プロゴルフ協会ティーチングプロ資格A級取得。強い選手の中でプレーがしたく名門日本大学体育会ゴルフ部に入部する。大学卒業後はツアープロを目指しゴルフ場の研修生になり、試合を求めてアジアンツアーなどに参戦。多くの選手とプレーするなかでスイング自体に興味を持ち始めレッスンの道へ。ジュニア、初心者から上級者、プロゴルファーまで幅広いゴルファーの気持ちを理解し 懇切丁寧な指導をモットーとしている。スイング・クラブの知識も豊富でゴルフをこよなく愛するティーチングプロであり、ツアープロコーチとしても活躍中。

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